
華やかさが魅力の中国風ウエディング
歴史・文化など、あらゆる側面から横浜中華街を紹介する「とことん!横浜中華街」。今回のテーマは「結婚式」です。横浜中華街での結婚式はどんなスタイルなのでしょう? 日本とも中国ともちょっと違う、“ココ”ならではのウエディングにせまります。
ゴージャスな古典チャイナ。ビーズがたくさんついてずっしり重い! クリーニングできないので取り扱いに気を使うそう。手前は、ケーキカットに用いられる巨大“桃まん”
どこか愛きょうのある表情の獅子舞。中華学院校友会の学生さんが演じています。中国でおめでたい色とされている赤が鮮やか
中国では、結婚式と披露宴を同時に行うのが一般的。かしこまったルールはなく、レストランやホテルで食事を楽しみながら、にぎやかに新郎新婦の幸せを祝福します。横浜中華街でも、昔はこのようなカジュアル婚が主流でした。ところが…。
「ここ10年ほど、横浜中華街でも中国人と日本人との国際結婚が増えてきました。そこで、ビデオレターを流したり、友人や親類のあいさつがあったり、一芸を披露したり、といった日本式ウエディングの要素が取り入れられるようになったのです」と語るのは、朝陽門近くの「ローズホテル横浜」婚礼予約課に勤務する蛭田綾子(ひるたあやこ)さん。
さらに、引き出物も登場。
「もともと中国には引き出物の習慣はありませんでした。日本の結婚式に出席した人が持ち込んで、いつの間にか定着したのですね。ただし、日本で主流になりつつあるカタログギフトは、横浜中華街では人気がないので使っていません。ブランドもののバスタオルセットなど、実用的で“もらった感”のあるものの方が喜ばれるようですよ」と蛭田さん。
また、気になるのがドレスアップについて。蛭田さんいわく、「新婦にはやはり純白のウエディングドレス(洋装)が人気。お色直しにチャイナドレス、という方が多いです。中には、和装でやりたいという方もいますよ」とのこと。列席者の服装も、イブニングドレスやチャイナドレス、和服など年々多様化しているのだそう。
ケーキカットは巨大な“桃まん”で
ローズホテル横浜・婚礼予約課の蛭田綾子さん。この道25年のベテランです
それでは、中国らしさはなくなりつつあるの?
「いえ、年配の方によく見られる古典的なチャイナ服(古典チャイナ)など、伝統的なものも色濃く残っていますよ。獅子舞が客席を練り歩くのも、横浜中華街らしい演出です。近くに来たら、赤い袋に入れた500円玉を、おひねりとして口の中に投げ込んであげてくださいね」
“古典チャイナ”とは、上下がセパレートされた伝統的な衣装。家ごとに代々受け継がれているものもあるとか。また、おひねりといえばこんな話も。
「中国の人はお祝い事でお金を出し惜しみしたりしません。親類や友人を呼べるだけ呼んで、派手にお祝いします。ご祝儀も日本の感覚の倍以上だったりしますよ」
実際、ローズホテル横浜で行われた中国人カップルの挙式には、400人もの招待客が集まったことも!中国人の結束の固さを実感できますね。
そしてケーキカットで登場するのは“子宝桃まん”(写真)。桃まんは縁起の良い食べ物とされ、子宝や富の象徴なのだそう。
伝統の中国文化を大切にしながら、新しいカタチに進化している点、それが横浜中華街のウエディングの、魅力といえそうです。
横浜中華街の東側、朝陽門近くにあり、ロケーション抜群のホテル。洗練された部屋でゆったり過ごすことができます。また、最大400人収容できる披露宴会場「ザ・グランドローズボールルーム」は、香港のデザイナー、ジョン・チャンによって昨年10月にリニューアルされたばかり。
問い合わせ
TEL:045(681)3311
http://www.rosehotelyokohama.com/
〈アクセス〉
みなとみらい線「元町・中華街」駅2番出口から徒歩1分、JR「石川町」駅中華街口から徒歩10分
イチオシ中華街グルメ!
蛭田さんが同僚の皆さんとよく行くという、オ ススメのお店を紹介していただきました。 重慶飯店 本館
慶福楼
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