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海外生活をしている人たちがその国を紹介
ロサンゼルス[アメリカ]
会社にアロハシャツOK!
気楽なカジュアル天国(シティ特派員/北岡直子)
結婚式に向かう前の家族写真。正装とカジュアルが入り乱れていて、自分流のドレスコードを楽しんでいる
結婚式に向かう前の家族写真。正装とカジュアルが入り乱れていて、自分流のドレスコードを楽しんでいる
ある月曜日、アロハシャツで出勤した上級管理職。どうやらアロハシャツ派らしく、毎日がハワイアンスタイルだ
ある月曜日、アロハシャツで出勤した上級管理職。どうやらアロハシャツ派らしく、毎日がハワイアンスタイルだ
スーパーに来ていた、女性のスパゲティ・タンクトップ姿。カジュアルだが、赤のオープンカーとサングラスでオシャレにまとめている
スーパーに来ていた、女性のスパゲティ・タンクトップ姿。カジュアルだが、赤のオープンカーとサングラスでオシャレにまとめている

 私の勤める会社の上級管理職が、アロハシャツを着て出社して来た。会社によっては“ハワイアン・フライデー”といって、金曜日にアロハシャツの着用を奨励しているところもあるが、その日は月曜日。日本人気質が残る私には、驚きを隠しながらあいさつをするのがやっとだった。

 そういえば、ロサンゼルスに住んで初めて出席した披露宴でも、アロハシャツや麦わら帽子までかぶっていた参列者を見かけたのを思い出す。着飾っていた自分が場違いに思えたほどだ。

 この上をいく驚きは、教会で“スパゲティ”姿を見かけることだ。スパゲティのように細いひものタンクトップというところからきた名前だが、神社仏閣へは露出度を控えて、というのが常識だと思っていただけに、このセクシーかつ「超」がつくカジュアルさには度肝を抜かれた。「保守的なアメリカ南部から、ロサンゼルスに越して来たときはあまりのカジュアルさに驚いたわ。でも、ジーンズでどこにでも行けるのは楽だし、慣れたけどね」と話すアメリカ人もいるくらいだ。

 穴の開いたジーンズにビーチサンダルでビバリーヒルズを歩き、それがファッションにさえなっている。カジュアル路線というより、何でもありといった感で、スリッパ姿さえ見かける。こうした傾向に拍車をかけるかのように、「ギリギリまで寝て、そのまま出掛けられる!」という触れ込みで、パジャマ兼外出着まで売り出された。あと3分早く起きればいいのに、と思ってしまうが。

 もちろん、「手抜き」と「ファッション」の一線はある。年齢に関係なくおしゃれを、そして人生を楽しむ姿は、シンプルな装いからもにじみ出ている。自由気ままなエスプリが、ロサンゼルス・スタイルでカッコイイといえるだろう。

シティ特派員プロフィル】
北岡直子(きたおか なおこ)/カリフォルニア在住9年目。ロサンゼルスで日本語テレビニュース番組制作をしていた経験を経て、現在では国際文化、現代社会学の専攻および日米両国におけるキャリアを生かし、多国籍企業の人事を担当。興味とキャリアのアンテナにかかった楽しい小話を紹介

[情報掲載日:2008.8/20]