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人口100人未満! 小高い丘の村へ


手作りの生パスタをゆでるリタと、ゆで加減を心配そうに見つめるリタのマンマ(お母さん)。イタリア人の家には必ず何種類もの乾燥パスタが常備されています

 イタリアのローマに住む友人リタを訪ねたとき、彼女の両親の別荘があるラツィオ州外れの村へ連れて行ってくれました。イタリアでの楽しみは何を差し置いても食事。同国のおもてなし料理であるパスタも麺から手作り。スパゲティより太いけれどうどんより随分細い、もちもちした食感のロングパスタは、さっとゆでてシンプルにオリーブオイルで炒めた豚肉と絡めたもの。これを前菜に、鶏をパプリカやトマトと一緒にオーブンで焼いたものがメインとなります。それにトマトとスカローラという縮れたレタスのような野菜のサラダを、シシリア産ネロ・ダヴォ―ラ種のよく熟れた果実の風味がする赤ワインと一緒にいただきました。

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2012.02/15 09:30 | コメント (0) | 

地元で知る人ぞ知る、おいしい「栗祭り」

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フライパン奉行のおじさん。トスカーナでは「アミアータ山ろくのくりが最高」といわれる。くり粉にも加工されてお菓子に使われる

 秋になるとイタリアの街角にお祭りの告知ポスターが張り出される。ブドウの収穫祭に始まり、キノコ祭、ジビエ祭、カエル料理祭りまである。

 ある日、「栗祭り」の案内が目に留まった。ところがこの手のポスターの常で「今週末・郊外○○地区」とあるだけの、実にアバウトな告知だ。長年住む地元の人なら一発でわかるのかもしれないが、私には本当に催されるのか不安が募る。ともかく訪問を試みることにした。山道を進めど進めど、祭りの気配は感じられない。引き返そうかと弱気になって道路脇に車を停めると、カーブの先にほかの車が並んでいるではないか。車から降りて見渡せば、周りはくり林である。その瞬間「お祭りやってます」と言わんばかりに、大きなイガぐりが私の頭を直撃した。

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2008.11/12 08:30 | コメント (0) | 

ハーブを身近に感じられる伝統的薬草店・エルボリステリア

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シエナにある「ERBORISTERIA AMARANTHVS」のカルラさん。自然派の化粧品や食品まで扱っている

 わが家のご近所のエンツォおじいちゃんは、就寝前のリラックスにカモミラ茶を欠かさない。それを見た私は「ハーブを楽しむとは、オシャレなおじいちゃんだな」と思った。しかし、おじいちゃんは「昔マンマが毎晩枕もとに運んできたもんだよ」と言葉を続けた。つまり、彼にとっては、子供時代からの習慣だったのだ。日本人がショウガ湯やくず湯を飲む、そんな感覚なのだろう。

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2008.03/19 09:30 | コメント (0) | 

4000人が入り乱れる謝肉祭の“オレンジ投げ合戦”

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馬車の上の兵士たちに、容赦なくオレンジがぶつけられる (Agenzia Turistica Locale del Canavese e Valli di Lanzo提供)

 トリノから北に50km、イヴレアでのことだ。宿屋の玄関に貼ってあるポスターに目がとまった。宙を飛び交うオレンジが描かれている。私が不思議そうに眺めていると、宿の主は「この町のカーニバルだよ」と教えてくれた。ダニエレさんという彼によれば、イヴレアのカーニバル(謝肉祭)は、一般的な仮装行列のお祭りに加え、オレンジ投げ合戦で有名なのだという。

 会場となるのは、街の広場やメインストリートだ。約40台の馬車に分乗した兵士役と、沿道で待ち受ける市民が、真剣にオレンジをぶつけ合う。領主の圧政に苦しんだ民衆による、中世の一揆を再現したのが始まりだ。

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2008.02/13 10:00 | コメント (0) | 

甘い香りに包まれて要塞の中のハチミツ祭り

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丘の上に立つ要塞。今年のハチミツ祭りは、9月7日〜9日に開催された

 風邪にやられたとき、私のかすれた声を心配して、友人ファビオがやってきた。持つべきは友。そのうえ彼は医者である。ところが、彼がくれたのは薬ではなく、ハチミツだった。普通のハチミツよりはるかに濃厚なそれを牛乳に溶かして飲むようにという。「オレが作ったんだよ」。聞けば、彼は趣味として自宅の庭でハチミツ作りを始めたのだという。

 さらに、「これも置いていくから」と、茶色い小びんを差し出した。のどに流し込むと苦い! 彼は涼しい顔で「プロポリスさ」と言った。そしてプロポリスとは正確に何かを知らない私に、「ミツバチが樹液を吸ったあと、自らの分泌物と合わせて作る天然抗菌物質だよ」と説明してくれた。そのプロポリスも、彼の手作りだという。ハチミツ談義を聞くうちに、私ののどはみるみる楽になった。

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2007.10/03 09:30 | コメント (0) | 

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