

ドイツといえばビール!のイメージが強いけれど、実はコーヒー天国でもある。なんたってヨーロッパでも有数のコーヒー消費国で、その消費量は、イタリアよりも多いのだ。2008年のドイツコーヒー協会の統計によると、同年の国民1人あたりのコーヒー消費量は148L。飲料水は133.8L、ビールは111.1Lだから、どれだけコーヒー好きかお分かりだろう。


それだけに、カフェをはじめ、パン屋さんなど街のいたるところで香り高いコーヒーが味わえる。フランクフルトの老舗コーヒー専門店といえば、1914年に創業して以来、焙煎・ブレンドを自社で行っている「Wacker's Kaffee(ヴァッカーズ カフェー)」。狭い店内に入ると、コーヒーをひく芳しい香りが漂い、思わず深呼吸してしまう。う〜ん、いい香り! 併設のカフェに入りきれないお客さんが店先でコーヒーを立ち飲みする姿は、もはやおなじみ。ほかにも市内Bockenheim(ボッケンハイム)所在の焙煎業者の「Wissmüller(ヴィスミュラー)」など、多彩なコーヒーブランドがあるので、飲み比べるのもオススメだ。
そして面白いのが、コーヒーのバリエーション。カプチーノなどを押しのけて人気なのが、ラテマキアート。お店によっては、メニューリストでコーヒーより前に表記されているほどの定番。もともとイタリアで子供がカフェインを取りすぎることなく、大人のようにコーヒーを飲めるようにと作られたもので、カフェオレよりもミルクが多め。一番下がホットミルク、真ん中がエスプレッソ、一番上がフォームドミルクの3層からなっており、細長いグラスで提供されるので、見た目もきれい。デザートにはもちろん、パンがメインの朝食にも相性ぴったり。ドイツに来たらビール!の前に、コーヒーもお試しあれ。
【シティ特派員プロフィル】
大越理恵(おおこし・りえ)
グルメ情報や雑貨など、好奇心旺盛な性分を生かして、幅広いジャンルの記事を手がけるフリーライター。2007年末より、日本からドイツに拠点を移しライター業を行う。自身が所属する「POMP LAB.」サイト(http://pomp-lab.net)内で、ブログを公開中
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