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海外通信

住民の息遣いが聞こえる美しき観光地

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ハイデルベルク城からの眺め。ネッカー川を挟んで左手が旧市街、右手が哲学者の道がある山

 フランクフルトから電車で約1 時間20 分。ハイデルベルク城をはじめ、いくつもの見どころを有し、観光客でにぎわうハイデルベルクにやってきた。

 まずはネッカー川を渡り、哲学者の道へ。多くの哲学者や詩人が歩いたといわれる山道を息を切らしつつ上っていく。いつの間にか視界が開け、向かい側の山の中腹にはハイデルベルク城、そのふもとには城と同系色の赤茶色した旧市街の家々が! 写真には写しきれない雄大な眺めにしばし引き込まれる。早くあの城を間近で見たいという思いに駆られ、ハイデルベルク城に急ぐ。

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とても長い歩行者天国(ハウプト通り)。ゆったり観光の人もいれば、映画館に入る地元の親子連れも

 同城は13 世紀中ごろから約4 世紀にわたって繰り返された増改築のため、ゴシック、バロック、ルネサンスといった時代ごとの建築様式が取り入れられているのが特徴。こうした見事な建築美のほか、戦争で破壊されたままの個所が戦争のむごたらしさも現代に伝えている。その一方、城を取り囲む広大な庭では、旧市街の清閑な眺望が楽しめたり、芝生で学生たちが談笑する姿があったりとのんびりした空気が漂う。

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哲学者の道を上りきったあたりが、見晴らしバツグン。花が咲き乱れ、くつろげるベンチもある

 ゲーテがよく座っていたという石のベンチで休憩した後は、城を出て、約1.5km という長い歩行者天国、ハウプト通りを歩く。土産店はもちろん、カフェやデパートなど、ありとあらゆるお店が軒を連ねている。さすが観光地!と思ったが、観光客に交じって、買い物かごを持った人など住民の姿も。そう、この通りは、一歩脇道に入れば、住宅が並び、ドイツ最古のハイデルベルク大学もあり、観光客だけでなく、地元の住民や大学生も日常的に利用しているのだ。そういえば、哲学者の道のベンチでは住民が読書にふけっていた。地元住民の息遣いが感じられ、グッと親近感がわいてくる。そこがハイデルベルクの魅力なのかもしれない。

【シティ特派員プロフィル】
大越理恵(おおこし・りえ)/グルメ情報や雑貨、キャラグッズなど、好奇心旺盛な性分を生かして、幅広いジャンルの記事を手がけるフリーライター。2007年末より、日本からドイツに拠点を移しライター業を行う。自身が所属する「POMP LAB.」サイト(http://pomp-lab.net)内で、ブログを公開中

ドイツハイデルベルク | 2008.12/10 08:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

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