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女を磨く書店案内
丸善TSUTAYA BOOK STOREジュンク堂書店有隣堂紀伊國屋書店


有隣堂 
アトレ恵比寿店 実用書・児童書担当 
酒井ふゆきさん
実用書・児童書担当 
酒井ふゆきさん

CLOSE UP  ふとん屋さんのご主人が睡眠や寝具にまつわる話を書いています。「よいものを丁寧に売る姿勢がいい。共感できます。手製のポップを付けた1冊です」

寝たら治る―失敗しないふとん選び―/松井重信(大阪・ふとん屋のおっちゃん)・著
1260円/角川SSコミュニケーションズ
見やすさ重視、
何度も通いたくなるように


 “自分が知らないこと・世界が、本をきっかけに広げられる”。書店で働く魅力を話してくれた有隣堂アトレ恵比寿店の酒井ふゆきさん。実用書、児童書を担当して10年以上。長年の経験から、表紙を見ればよい本かどうか分かるのだそう。
 「場所柄、OLやビジネスマンが多く、私が手がけるコーナーでは、美容や健康に関する本がよく動きます。見やすく分かりやすいように、表紙を見せるディスプレーを心がけています」
 よいと思った本はポップを作り、より目立つように。「目的の本がなくても、同じ書店に何度も足を運んで棚を眺めていると、自分にぴったりのものが分かってくると思います。生活の中に、書店に行く時間をつくってほしいですね」
表紙が見えるように 表紙が見えるように
 表紙が見えるようディスプレーして、世界観を紹介しています。実用書は表紙で世界観が伝わります。また、今のムーブメントが分かりやすいのでこまめにチェックを。
icon 有隣堂アトレ恵比寿店
渋谷区恵比寿南1ノ5ノ5、アトレ恵比寿5階
TEL 03(5475)8384
午前10時〜午後9時30分、無休


紀伊國屋書店 
新宿南店 文芸書「男性作家」担当 
竹内純子さん
文芸書「男性作家」担当 
竹内純子さん

CLOSE UP  店の入り口に、大きなスペースで飾られた「聖域」。出版社が作ったポップにも、名前を連ねる竹内さん。店頭には大きな看板も手作りしています。「男女に関係なく読んでほしい山岳ミステリーです」

聖域/大倉崇裕(たかひろ)・著
1890円/東京創元社
よい!と確信する作品は
手前に積み上げる


 「若いお客さまが多く、ベストセラー作家よりも若手作家の本が動く」と言うのは、紀伊國屋書店新宿南店3階、文芸書「男性作家」担当の竹内純子さん。文芸書担当のメンバーでアドバイスしあいながら、売り場づくりをしています。
 棚に並べる本は基本を外さず、手前に積み上げる本は、知名度の低い新人作家であろうと“よい!”と確信する作品を目立つように配置します。
 「3年前、桜庭一樹さんの作品“少女には向かない職業”(東京創元社)を読んでパワーがあると感じ、上司に頼んで広いスペースでフェアを行いました。看板を作ったり、サイン本を置いて徐々に売れていったときはうれしかったですね。私たちが感じた作品のパワーを、お客さまにきちんと届けるため、よりたくさんの情報収集を心がけています」
男性のアドバイスも大切に 男性のアドバイスも大切に
 文芸書担当の同僚男性が作ってくれたという「九つの、物語」(橋本紡・著/集英社)の大型ポップ。「色紙を切り貼りして、手書きで丁寧にメッセージを書いてくれました。男性作家コーナーだから、女性目線に偏らないよう、男性のアドバイスも頼りにしています」
icon 紀伊國屋書店新宿南店
渋谷区千駄ヶ谷5ノ24ノ2、タカシマヤ タイムズスクエア
TEL 03(5361)3301
午前10時〜午後8時(土曜は午後8時30分まで)、無休

書店員が真剣に選ぶ「本屋大賞」の実力
 書店からベストセラーを作ろうと、全国の書店員が最もお客さんに薦めたい本を投票で選ぶ「本屋大賞」。今年で5回目を迎え、回を増すごとに盛り上がりを見せ、実力のある文学賞と位置づけられるように。
 「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎著/新潮社)が大賞に選ばれた今年は、一次投票に全国349書店から426人の投票が、二次投票には全国325書店から386人の投票があり、46都道府県の書店が参加しました。本屋大賞実行委員会理事長の浜本茂さんに、話を聞きました。

 この10年の出版界は、本が売れなくなり、マイナス成長が続いています。書店はというと、地方の個人店が減り、地方に進出した大型書店も淘汰(とうた)されています。他方で、オーナーの個性あふれるセレクトショップ的な書店も目立つようになりました。
 そんな状況の中、元気がなくなりつつある書店を盛り上げようと作ったのが、書店員が選ぶ文学賞「本屋大賞」です。
 2004年からスタートし、“下手な作品は選べない、本をたくさん読んで、よりよい作品を投票しよう”と、書店員のモチベーションも年々上がっています。自ら投票した本が店頭で売れていくというのは、書店員にとって至福の喜びです。
 インターネットは買いたい本が決まっていると便利だけど、そうじゃないと買えないことが多い。書店では、じっくり棚を見たり、いつも行かないジャンルのコーナーなどをのぞくと発見があるし、賢くなれる気がする(笑)。
 よい本を選ぶコツは、ビビッと五感に訴えかけるものを選ぶこと。手にとって何ページか読めば判断できる。また、本屋大賞ノミネート作品も外れがないはずです。多くのスタッフが薦める本を、手にとってみてください。
本屋大賞2008
本の雑誌増刊 本屋大賞2008/本の雑誌編集部・編
580円/本の雑誌社
本屋大賞実行委員会 
理事長 浜本茂さん
本屋大賞実行委員会
理事長 浜本茂さん


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有隣堂紀伊國屋書店「本屋大賞」の実力
[情報掲載日:2008.6/25]
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