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オフィスのストレス処方せん トップへ戻る]2007.5/23更新
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処方せん4:プラスαのストレス予防法

会社での緊張をゆるめて
休息・気晴らし・リラックス

 ここでは、プラスαのストレス予防法について紹介します。「私たちは会社生活の中で、常に緊張感を強いられています。“会社での私”“私生活での私”と公私の区別をしっかりつけて、私の場面では会社で感じた緊張感を緩めていくことが大切です」と吉本さん。

 緊張感を緩めるには、「Rest(休息)」「Recreation(気晴らし)」「Relaxation(リラックス)」の3つの“R”が大切だといいます。「“疲れたから休憩”“イライラしているから気晴らし”“コリが激しいからマッサージ”など、仕事でストレスを感じたら、この3つの“R”を思い出してみてください」。下表では、臨床心理の現場で実際に使われているというセラピーの原理をもとにした、ストレス解消法を紹介しています。生活にうまく取り入れたいですね。

オフィスのストレス処方せんイラスト
1.音楽療法
 現在の気分と同調する音楽を選んで聴く、「同質性の原理」が治療の基本。悲しいときは哀調のある曲を聴き、徐々に気分を高めていきます。バッハやモーツァルトの曲が効果的だと言われていますが、やはり好きな曲を聴くのがポイント。また、カラオケは最高のセラピーです。
3.入浴療法
 入浴は重力から解放されるので、筋肉の弛緩(しかん)に最適です。ぬるめのお湯に長時間、ゆっくりと。入浴後のマッサージも効果的です。浴室に音楽やアロマを持ち込むと相乗効果が期待できます。
2.アロマ療法
 心地のよい香りは心をリラックスさせます。最近では、うつ病の治療にアロマオイルを使う場合も。
4.森林浴
 爽やかな緑の中をのんびりと散歩。森林浴の効果は医学的にも実証されています。テクノストレスの場合、自然に触れることが特に大切です。
処方せん5:みんなが“うつ”にならないために

職場仲間とのコミュニケーションが
ストレス予防のためのキーワード

 「職場でのストレスは、自分自身のことだけではありません。同僚、部下、職場の誰もがそれぞれのストレスに直面していて、“うつ”になる可能性を持っているのです」と吉本さん。最後に、職場全体で“うつ”を予防していくために何が必要なのかについて考えてみます。

 キーワードとなるのが“人間関係”。「近年、職場のストレスが増えている背景に、社内のコミュニケーションの不足が大きく指摘されています。人間関係は悪い場合はストレス源にもなりますが、ストレス予防の役割も果たしてくれるのです」。仕事中のちょっとした雑談、ランチタイムのおしゃべり、アフター5に飲みに行ってグチを話すなど…、当たり前のコミュニケーションが想像以上の“うつ”予防になるといいます。

 以下に、会社仲間が“うつ”やストレスを感じてしまっているときのメンタルケア5カ条を作りました。「“受容”と“共感”を持って仲間に接すれば、専門カウンセラー以上の援助ができるはずです。なぜなら、仕事上の悩みや共感を共有できる立場にいるのですから」。会社のみんなで、できるだけストレスの少ない環境づくりを心がけたいですね。

オフィスのストレス処方せんイラスト
仲間がストレスを感じていたら…【メンタルケア5カ条】
同僚の場合 「積極的・継続的に話を聞くことがポイント。話を聞いてくれて、一緒に考えてくれる仲間がいるということは、相手にとって大きな励みとなります」(吉本さん)
1.母性的なカウンセリングマインドを持って接する
母親的な態度で接することで安心感が生まれ、心を開いてくれます
2.悩み、不満、愚痴を十分に聞いてあげる
真剣に聞いてもらえるだけで、悩みの約7割は解消されると言われています
3.自信回復の試みについて、暗示や提案をする
自信を失っている場合が少なくないので、積極的にほめることも大切
4.継続的に話し合うことを約束する
回復にある程度の期間が必要なので、「いつでもOK」が強い安心感を与えます
5.秘密の保持を約束する
相談の原則です。「ここだけの話」を守れば、安心して心を開いてくれます
部下の場合 「対等の立場で話し合うことが原則ですが、姉的、父性的に接しなければならないことも。職務上難しい面もありますが、現実的な問題解決には有効です」(吉本さん)
1.場所と時間をハッキリ決める
リラックスして話せるような環境づくりが大切。社外でもOK
2.対等の立場で話し合う
「聞いてやる」ではなく「一緒に考えよう」のスタンスがポイント
3.積極的に聞いて、意味全体を知る
短時間で「わかった、わかった」などという早合点は禁物です
4.問題解決のための助言はOK。でも最終決定は部下に行わせる
「自己責任」をしっかり認識させて、責任転嫁されない予防線を
5.秘密保持が原則。でも、場合によっては本人の同意を得ながら対処する
個人情報保護の問題もあり、人事や産業医への関与は特に注意が必要です
■処方せん1:今の自分の“心の状態”を知る■処方せん2:ストレスはなぜ起こるのかを知る
■処方せん3:職場のストレス事例から学ぶ■処方せん4:プラスαのストレス予防法
■処方せん5:みんなが“うつ”にならないために
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矢印今週の特集トップ [情報掲載日:2007.5/23]