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自分と向き合って誇りある“ワタシ”に! トップへ戻る]2007.1/10更新
背伸びせず、できる範囲で“なりたい自分”に向けて一歩ずつ前進
 さまざまな分野で、男性と肩を並べて活躍する女性が増えてきているこのごろ。ここ数年、制度や待遇の面で女性への理解度が高まっているとはいえ、身に付けた経験や実力を発揮する場が少ないのも事実です。日本女性ならではの心配りと、今持っている能力を伸ばして、“なりたい自分”に一歩ずつ近づいていきませんか。
INTERVIEW
女性らしい“こまやかさ”を伸ばし
自分の持っている能力をもっと発揮
橘・フクシマ・咲江さん
PROFILE
橘・フクシマ・咲江さん
千葉県生まれ。1972年清泉女子大学文学部卒業後、ハーバード大学、スタンフォード大学で修士号取得。アメリカのベイン・アンド・カンパニーなどでのコンサルティング業務を経て、1991年にコーン・フェリー・インターナショナルに入社。2001年日本代表取締役社長に就任。1995年からはアメリカ本社の取締役も兼務。企業のトップ人材をスカウトする専門家として、海外と日本で活躍中。著作に「売れる人材ーエグゼクティブ・サーチの現場から」(日経BP社)など
 仕事柄、海外と日本の労働市場を熟知している橘・フクシマ・咲江さん。彼女がビジネスの場における、日本女性の優れた点として挙げたのが“こまやかな気配り”。「相手の立場に立ち、相手が求める前に何をすべきか判断し、行動する“気配り”は、日本女性の長所の1つ。サービス業に関していえば世界ではトップクラスです」

 この10年でだいぶ、女性のキャリアに対する企業の考え方が変化してきた、とフクシマさんは感じるそう。「女性のキャリアに関する日本企業の今の動きは、20年くらい前のアメリカの状況に似ています。女性の能力の活用が、企業の成長にとって重要であるということを、企業が頭で理解するだけでなく、現実の問題として考えるようになった。女性が男性同様に有能であることに気が付いた企業が、社内制度の見直しをするなど、本格的に動き始めています」

 「上司や同僚との調整をこなしながら業務を遂行するなど、オフィス内でも日本女性の気配りは発揮されている」とフクシマさん。しかし、その気配りがマイナスになることも。「相手への控えめな態度がいいときもある。でも、未知の機会に積極的に挑戦するという姿勢も忘れてはならないと思います。日本ではチャレンジの場を与えても、“私にはできない”と断ってしまう人が多いのですが、それでは残念! 能力を生かすことに、もっとどん欲になってほしいですね」

自分に自信を持つために
まずはできることから始めてみる

 女性が本来の能力を発揮できないもう1つの理由としてフクシマさんが挙げるのが“経験の少なさ”。「女性はもともと仕事の潜在能力が高いと思うのですが、たとえ一生懸命勉強をして、総代で卒業して大企業に就職しても、日本ではその後、男性に比べると、スキルが蓄積できる実務経験をさせてもらえないことが多い。でも会社が変わるのを待つのでは時間の無駄。その間に自分なりにできることをしてください。例えば、与えられた仕事の内容を完ぺきに理解し、こなす努力をする。それもスキルの1つになります。その積み重ねで、3カ月で驚くほどの経験が積めます。その後で、自分が目指すことに必要な資格や語学を勉強すればいいんです」

 日本では“人を見習え”とよくいわれるけれど、これもワンステップ上がるためには重要なことだそう。「誰か一人ロールモデルを立てて、その人のいいところを吸収して、自分を良くすることは大切。ただ、その人になろうとするより、その人を参考にして、自分自身のなりたい姿を探すのが大切。“自分”は世界に一人だけなのだから」とフクシマさん。今できることから始めて、一歩ずつ成長していくのが大切なのかもしれません。

自分と向き合って誇りある“ワタシ”に!
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仕事
みんなが考える
日本女性のイメージ
●仕事をテキパキとこなし、気遣いもできる(R・I 30歳/金融)
●一生懸命コツコツこなす(N・I 29歳/IT)
●誇りを持って、丁寧に仕事をする(A・T 24歳/病院)
▲まだまだ男性社会で、女性の気持ちを分かってもらえないことも(S・T 22歳/広告)
▲男性にナメられる(M・H 23歳/メーカー)
▲強気に出られない(M・K 26歳/教育)
週労働時間50時間以上の日本人の割合
28.1%
※労働政策研究・研修機構編「データブック国際労働比較 2006」から
 全体の28.1%が週50時間以上の労働者というのは、アメリカとオーストラリアの20%、イギリスの15.5%に比べて高いパーセンテージ。このことからも仕事に対する日本人の勤勉さがうかがえます。また、働きやすさの点では、シティ読者へのアンケートだと下グラフのような不満も。
シティ読者が今の仕事で不満に感じている点
シティ読者が今の仕事で不満に感じている点
複数回答
シティリビング「OLマーケットレポート」(2006年6月、回答者数:798人)から
磨きをかける4つのメソッド

●シミュレーションで判断力を養う

 自分がするべきことを頭の中でシミュレーションして。例えば「外国のクライアントとの打ち合わせ」がある場合、「必要な英語表現を用意」する、それには「何を使って勉強すればいいのか考える」というふうに組み立てていく。この方法なら、時間と場所を選ばずに判断力を養うことができます。

●会社の仕組みについて知る

 自分の働いている会社がどのようにお金を得て、どのように使っているのかを知りましょう。会社の仕組みが分かれば、自分の今している業務が、会社にどう影響を及ぼしているのかが分かり、自然と責任感も生まれます。

●オンとオフの切り替え

 仕事を終えて会社を出たら、仕事のことは忘れる。気分転換がうまくなれば、新たな発想も生まれやすくなります。仕事をするときは決められた時間の中で集中することが大切。

●自分の能力に自信を持つ

 才能のある、優秀な人を目指しても、同じようになるのは難しい。その人と同じものを自分に求めて落ち込むよりも、その人にはないけれど、自分だけにしかない良い部分を見つけて、伸ばす努力をしましょう。

この国の 女性の働き方 が知りたい! アメリカ
自己責任がすべての国では
どんなスタイルで仕事をしているの
(Y・H 29歳/メーカー)
Tatjana Markovic(タティアナ・マーコヴィック)さん
PROFILE
Tatjana Markovic(タティアナ・マーコヴィック)さん
カリフォルニア州の2年制大学で会計準学士号取得後、アメリカの旅行関係の会社に1年間勤務。その後、私立の4年制大学に編入し会計学士号を取得。現在は日本の会社「チャンスオブインフィニティー」
http://www.coi-
japan.com

の現地スタッフとして留学生のサポート業務に携わる傍ら、フリーのモデルとしても活動
雇用形態より“やりたい仕事”を重視した
仕事選びで目標を実現

 女性の働き方を知りたい国として、読者アンケートで多くの人が挙げたのが“アメリカ”。個人を尊重する同国の女性がどのような仕事観を持って働いているのかをアメリカで働くタティアナ・マーコヴィックさんに聞いてみました。

 「アメリカの女性は大学卒業後、自分の希望する業界や職種でキャリアをスタートするのが一般的。雇用形態に関しては、就職先を選ぶ際の1つの条件にすぎません。それよりも、その仕事がやりたい仕事なのか、またその仕事を通してどのようなキャリア形成を見込めるかが仕事選びの重要なポイントです」

 将来的な目標を実現するために仕事を選び、業務をこなす一方で、残業や休日出勤で毎日を犠牲にしないのが原則だそう。「基本的に雇用契約書に記入されていない業務内容、時間外労働はする必要がないという考えです。私の友人でも時間内に仕事を終わらせて、残業をしない人がほとんど。また日本のように、上司や同僚と飲みに行くこともないですね」

 そして、“チャンスの国”アメリカらしいのが、転職についての考え方。「アメリカでは同じ会社でずっと働き続けるという概念がありません。自分を試せたり、キャリアや経験を生かせるチャンスがあれば、積極的に転職する女性が多い。自分にとってのより良い環境・条件での就労機会があるときが、職を変えるタイミングだと思っている人が多いんです」。自分の個性や能力が発揮できる場をどんどん切り開いていくのが、アメリカのワーキングウーマンの特徴といえるかも。

topics
女性のキャリアアップを企業側が積極的に応援
 アメリカでは、社会に出た後、キャリアアップやキャリアチェンジのため大学に戻り、新しい資格や学位を取得するのは難しくないそう。仕事をしながら勉強できる最大の要因は、資格取得を応援する企業が多く、大学の授業料を負担するなどしてくれている点。また年齢は関係なく、年配の女性でも積極的に復学している人が多いのも驚きです。
2007年、目指すは「日本女性」としての美しい生き方
仕事 恋愛&結婚 金銭感覚 美意識
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[情報掲載日:2007.1/10]