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写真で毎日をもっと楽しく!
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写真に残すことで見つめ直そう
写真はすべて岩合光昭さんの作品。
上、右上、左下「岩合光昭デジカメ日記」(平凡社)、左上「きょうも、いいネコに出会えた」(新潮文庫)、右下「ニッポンの猫」(新潮社)から

 携帯電話にデジカメ機能がほぼ標準装備され、電器店にはデジカメやデジタル一眼レフカメラがぐっと手に入れやすい値段で並ぶようになりました。ブログやSNSを活用する人も増え続けている今、写真を撮ることが、ずっと身近になってきていませんか?

 そこで、読者アンケートを実施したところ、みんなのカメラの使用頻度には、個人差が大きいことが分かりました。「ブログに載せるため、それから愛犬の成長記録のために毎日持ち歩いています」(H・Hさん/28歳)、「思い出を記念にしたいから、イベントのときだけ使います」(M・Tさん/24歳)と、その目的もバラエティー豊か。同じアンケートからデジカメ所持率の高さもうかがえた今回、写真家の岩合光昭さんへのインタビューや、女性プロカメラマン須藤夕子さん指導による写真塾の模様などから見えてきたのは、?写真を撮る楽しさ?でした。なんでもない日常が、カメラひとつでもっと楽しく変わりそう! さっそく明日からカメラを持ち歩いてみませんか?

何を感じてどう残すのか撮れば撮るほど“見える”自分に出会えるはず

 「写真を撮ることって、何をどう撮ろうかと考えて、目に映るものを見つめ直すことなんですよ。だから写真を撮るようになると、日常のあらゆることに何かを感じるようになるんじゃないかな」と話すのは、動物写真家として世界的に知られる岩合光昭さん。彼も写真が特別なときに撮られるのではなく、日常的なものになってきたと感じているそう。

 “写真は女性が才能を発揮しやすい分野”が持論の岩合さん。写真コンテストの審査の際などにもそれを実感しているという。「発想や視点がフレッシュで、既成概念にとらわれない面白い写真を撮るのはだいたい女性なんです(笑)。それで僕自身が刺激されることもあり、もっともっと写真を撮る女性が増えてくれたらうれしいですね」

 そこで上達の秘けつを聞いてみると、「とにかくしっかりと見ること。そしてたくさん撮ってみること。その中で、自分の感じたことが具体的になったり、それが写真に反映できたりできなかったり…。試行錯誤していく中で、最初は分からなかった自分らしさが明確になっていくと思います。その“見る”目を養うのにおすすめなのは、写真集などの作品を見ること。僕は写真を撮り始めたころ、1日1000枚の写真を見ると決めて実行していました。自分の経験からも思うのは、いい写真とは本来、“撮る人それぞれにゆだねられるもの”。同じものを見ても、自分は何を感じてどんな写真を撮りたいと思うのか。それが個性だし、写真を撮る意義だったりするんじゃないかなと思います」。

岩合光昭さん
岩合光昭さん

 1950年東京生まれ。19歳のとき訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、動物写真家としての活動を始める。
 美しく想像力をかきたてる写真は「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を2度にわたって飾り、全世界で高く評価されている。
 また野生動物だけでなく、身近な動物のイヌ・ネコの写真でも、数多くのファンを獲得。木村伊兵衛賞を受賞した「海からの手紙」(朝日新聞社)や全世界でベストセラーの「おきて」(小学館)をはじめ、数多くの写真集を発表。
 近刊に「旅行けば猫」(日本出版社)などがある。

ホームページ「Digital Iwago」
http://www.
digitaliwago.com

「携帯サイトインフォメーション」
http://
iwago.sskk-mobile.com/info/
ライオン
この写真も入った最新写真集が11月上旬刊行予定! 「Be Happy!(仮称)」TOKYO FM出版/1680円(予価)
何を感じてどう残すのか撮れば撮るほど“見える”自分に出会えるはず

 今回読者に指導してくれた須藤夕子さんは、元OLのプロカメラマンです。須藤さんが思う、写真を撮る楽しさとは? 「カメラを持っていれば、誰とでもすぐ仲良くなれる。写真を撮って送ってあげたら、言葉の通じない人とも友達になれますよ」。その効力は初対面に限らず、「社内など顔見知りでも接点がない人っていませんか? 彼らとも一緒に笑顔でレンズに向かえば、そこからコミュニケーションが広がるはず」(須藤さん)。

 そうして持ち歩いているカメラのもう一つの役割が“自分の記録機”。「10年前から始めた写真日記には、必ず自分も写しています。日々の思い出とともに自分の軌跡も残すため。体型や顔色、服装など、見落としてしまいがちな変化を客観的に見ることは、女性として重要なことですよね(笑)」(須藤さん)。

 カメラが写すのは、もちろん外見だけではありません。旅先では、撮影を通じて自分を見つめ直すという須藤さん。「携帯があって友達がいる場所では味わえない孤独感の中で、何に興味をひかれ、どんな写真を撮るのか。自分の本質と向き合える気がします」と語ってくれました。

須藤夕子さん
須藤夕子さん

 1974年神奈川生まれ。5歳のとき、クリスマスプレゼントとして初めてカメラを手にする。千葉経済大学短期大学初等教育科卒業後OLとして働きながら経験を積んで独立。現在、カメラマンとして活躍中。写真集「Catch Your Smile!」(ゴマブックス)を8月下旬に発表したばかり

ライオン
写真集「Catch Your Smile!」 須藤夕子 ゴマブックス1890円
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