1990年「ひと呼んでミツコ」(集英社)でデビュー。独特の視点からの独特の筆致が幅広い読者から支持されている。「受難」(文藝春秋/第117回)、「ツ・イ・ラ・ク」(角川書店/第130回)、「ハルカ・エイティ」(第134回)がそれぞれ直木賞候補になっている
撮影/川口宗道 |
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| (新潮社、1365円) |
| 高校生と肉体関係を持つ主婦、子どもの家庭教師に異常なまでの“しつけ”をする主婦、年上の男性にひかれる女子大生、異国の地で危険な過ちを楽しむ女性。男女の悲哀を独自の視点で描いた短編集 |
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9月22日(金)
発売
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| (文藝春秋、1995円) |
| 見合い結婚で専業主婦になった主人公ハルカは、敗戦後、経済的理由から職業婦人になることに。戦前・戦中・戦後を通して、一人の女性がその魅力を次第に開花していく様子を描いた作品 |
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| そういう本を自分で見つけましょう |
| 本というのは映画や絵画などに比べて、地味なメディア。でもその分、奥深くて、いろいろな発見があるんですよね。これからずっと何度も読めるような本は、あなたにとって一番の“親友”になるものなので、ぜひ見つけてみてください。 |
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「私自身、この作品の登場人物には共感できません」。姫野カオルコさんは「コルセット」に登場する4人の女性についてこう語ります。この作品のテーマは“どんなお金持ちにも悩みはある”ということ。「人生にあきらめを感じている彼女たちの行動や言葉は、私たちからすると信じられないことばかり。だから共感する読書ではなく、作品の持つ雰囲気や気分を楽しむスタイルの小説を目指しました」
登場人物に感情移入することだけが読書ではないと姫野さん。「一歩離れたところから読むことで、作品の世界を旅している気分になれる。この読み方こそ“大人読み”ですね」
共感できない人物の生き様を知ることも大切だと姫野さんは言います。「若いうちは、自分と異色な人に拒否感を示しがち。でも年を重ねると、嫌いな人でも自分とは違う“何か”を持っている気がして、興味がわく。それを受け入れることで、人として幅が広がると思う。だからもし“嫌い”なら“嫌い”を楽しめるというか」 |
独特の視点で女性像を作り上げている姫野さん。男性と女性では、魅力的な女性だと感じる条件は明らかに違うと言います。「男性が魅力的だと感じるのは“若い人”。それは男親が娘をでき愛するように、本能的にオスは若いメスに引かれる仕組みになっているから。だからといって“自分はまだ若いから大丈夫”と思った人は年齢というものにすがっている証拠。年を重ねることにはさからってもしょうがない! それより、これから起こる楽しい出来事を期待した方がいいと思います」
一方、女性が魅力的だと思う人は、「ステキだなあ」と思って見る側の女性が属している“集合”によって違うそう。「その女性が“上場企業のOL”か“ジムのインストラクター”なのかによって、魅力的だと感じる点が違ってくる。それは自分が属している“集合”の枠にはめて、魅力だと思う点を判断するから。だから女性が魅力的だと思う女性像は、女性の数だけある。要は、他人の目を気にするよりも、その人自身が、自分の個性そのものを磨いて、魅力だと思えるようになれば、誰もが魅力的な人になれるのでは?」 |
| 【姫野さん流】自分を磨くための心得 |
| 若いうちはクヨクヨ悩まない! |
| 20代・30代になると、「これから年をとったらどうなるんだろう」とか、「そろそろ結婚・出産もしなくちゃ」という悩みがあると思う。だけど私からすれば、若いのに何が不安なの、と思ってしまいます。これから先、今までにはなかった楽しいことが待ってるから大丈夫!と言ってあげたい。それより、健康でいることの方が大事です。 |
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