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2006年、意識するのは「私プロデュース」術 ”魅せ上手”で自分満足度アップ!
自分&他人の苦手を知って笑顔こぼれる人間関係を築く
 オンでもオフでも、誰もが毎日、何人もの人と接しています。人間関係を上手にこなしていくためには、どんなことが大事なのでしょうか? シティ読者の人間関係の満足度は平均64.0点。中には0点をつけるキビシイ意見も。よい人間関係をプロデュースするためには?という問いには、苦手な人とも上手に会話できるようにする、という意見が目立ちました。
 そこで、コミュニケーションの“プロ”ともいえる2人に話を聞きました。ワザを盗んで、コミュニケーション美人の自分を演出!

城咲仁さん
同じ価値観を見つけてふくらます
聞き上手こそホンモノの話し上手

 「自分の中にある選択肢から、そのシーンに合うイチバンかっこいい自分を選んで見せる。そんな自己プロデュースが大好き」と言う城咲仁さん。元カリスマホストとして注目を集め、現在はタレントとして活躍中。かっこいい自分に見せるために、まず必要なことは? 「自分の得意じゃない分野を知っておくこと。どこででも、自分が出るべきとき、下がるべきときがある。苦手を知れば、ダサイところを見せなくていいから自信につながるし、モテる(笑)」
 コミュニケーションは昔から得意。苦手な人もいるけれど、なぜ苦手かを探求すると言います。「理由を考えるのは、相手への興味の第一歩。コミュニケーションを取るようになり、相手のいい部分を見られたら幸せだよね。意外と、苦手だった友達の方が長く続くでしょ? 実際、最初“ちょっとヘンかな”と思ってたヤツが親友だし」
 また、必ずしも相手と分かり合わなくていいとも。「生まれ育った環境が違うんだから、何もかもが合うはずはない。でも、どこかしらある同じ部分を、ふくらましていけばいい。例えば“ラーメンはこってり派”というささいなことでも、その引き出しを増やしていく。“価値観が合わない”と言う人がいるけど、努力していない人が言うセリフだと思うな」
 コミュニケーションでイチバン大事なのは、人の話を聞くこと。自身の聞き上手は、ホスト時代もかなり生かされたのだそう。「お酒を飲む場所が好きな人は、9割方がしゃべりたくて来る。もっと気分をよくしてあげるため、相手が何が言いたいのかを理解し、起承転結の端々にうまく補足を入れられるようになったんだ。そうすれば、相手が“どう思う?”って聞いてくれる。そのときにちゃんと自分の意見を言える人が、ホントの聞き上手だと思うな。聞き上手は相手を立てることで、優越感を与えられるから、かわいがってもらえる」

ほめちぎってからマイナスを
 職場でもプライベートでも、言いにくいことを言わなければならないシーンはあるもの。「人はほめた方がいいんだ。3つほめて、ダメなところを最後に1つ言う。“●●さんはこんなにいいところがあるのに、だからあのマイナス部分が目立っちゃってもったいないですよ”って」
 タレントとしては「自己満足で終わらないこと」がポイントだと語る。「ニーズに応え、その中でかっこいいものをチョイスして出していく。“オレのかっこよさはコレ”と決めつけると、それが通用するシーンは限られるからね。みんなも、彼に、友達に、会社に対して、どんな自分でいたらいいかをよく考えてみてよ。7〜8割の確固とした自分があって、残り2〜3割を何色にするかプロデュースしていくのが楽しいと思うんだよね」

木村元さん
隣に座る意識で過去を共有
相手に寄り添えば、扉を開けてもらえる

 23歳で志縁塾の社長になり、日本各地を飛び回りながら、企業研修を行う木村元さん。意外にも小さいころから人見知りだったという彼は、人見知りの方がコミュニケーション能力が高いと話します。「自分を見せるのが得意でないから、うまく隠しながら接するワザを身につけ、コミュニケーション能力を鍛えていったかな。相手が自分をどこまで許容してくれるのか心配なので、探りを入れながら接していく。ちょっとずつその人の扉を開けていく感覚です。“あ、趣味の扉は大丈夫だ”とか(笑)」
 実際に、初対面の人とどう会話を始めるのでしょうか。「まず、相手の経歴を聞きますね。なるべく昔までさかのぼると、相手の過去を共有でき、仲良くなりやすい」。一体感を持って、初対面の相手に接していくわけですね。「研修は、カタチとして見えにくい商品。相手に“どんな研修をしたいですか?”と聞いても具体的な希望は出てこないと思う。その人の経歴を聞いていけば、何をやりたいのかが見えてくる。相手のポジションまで考え、利益に結びつけて提案すれば、必ず喜んでもらえるんです。要は、相手と同じ側に座る気持ちでいること。向かい合うと、こっちが乗り出して、相手が引くことになる。横に座って、自慢話でも何でも相手の話を聞かせてもらうと、相手の好みや望みが分かりやすいですよ」

効果が高い“他己紹介”と、自分を落とすネタを武器に
 初対面の人と接するもう1つのポイントは、“他己紹介”。「誰かにうまいこと紹介してもらうんです。精神的にもラクだし、相手も興味を持ってくれやすい」。つないでもらったら、その人の前情報を集めて、シミュレーションをする。「ある程度相手のイメージを持っていって、初対面のときはあんまり自分を出さないこと。自分をフラットな状態にして、やっぱり横に座る感覚です」
 学生から、突然大企業を相手に仕事をするようになった木村さん。不安はありませんか? 「常に不安です(笑)。でも、僕には“教えてください”と言えるラッキーさがある。自分を最初に落としておく方が、相手を立てやすいですし。“関西人なのに全然面白くないんです”と言って研修を始めるんですが、そうすると、ウケなくてもつらくない。自分を落とすネタを持って最初に言っておくと、相手が近くで接してくれるようになるんですよ。それでうまくいったら、“あなたに育ててもらったんです”と感謝の気持ちを伝えるんです」

自分がいる場所を意識して、周りの人を観察しよう
2006.1/4更新
■会社の悩み、仕事の悩み相談にアドバイス「カイシャの小羊」はこちら
■あなたの人間関係の自分満足度は?(100点満点)
あなたの人間関係の自分満足度は?
■自分のコミュニケーション力を高くするために、どこに注意すればいいですか?
・「人の話をもっとよく、辛抱強く聞く。自分の意見を述べて、話の腰を折ることがあるので」(M・I、31歳、メーカー、自分満足度70点)
・「頼りにしていることをアピールする。ありがとう、ごめんなさいをきちんと伝える」(M・K、32歳、メーカー、自分満足度70点)
・「タイミングと表情を大切に、あいづちを」(F・S、29歳、IT、自分満足度75点)
城咲仁さん
城咲仁さん
1977年9月23日生まれ。元新宿歌舞伎町カリスマナンバー1ホスト。2005年芸能界デビュー。「Dのゲキジョー」(フジテレビ)、「WANTED」(TOKYO-FM)レギュラー出演。「with」「TVぴあ」「ef」で連載中。初の単行本「プラトニックドンファンのすべての女が幸せになれる!」(講談社)発売中
木村元さん
木村元さん
1981年生まれ。高校時代にマクドナルドでアルバイトをし、13万人中トップ100に選ばれ、ハワイ研修旅行に行く。2001年、京都大学入学。2003年教育業界で起業、同年、大谷由里子との出会いがキッカケとなり、2004年志縁塾の社長に就任。「カンと根性」の大谷由里子のノウハウをより広げるために、研修やツールを作成している。連合の機関紙である月刊「連合」の臨時編集長や、JR九州のマネージャー研修、東京国税局での研修、長崎県の観光人材育成事業を担当
コミュニケーションでの心がけ 4つのポイント
1.苦手な相手をよく観察してみよう
意外と自分と似ていることが…。その人と仲良くできないとどんなデメリットがあるのかを考えよう

2.人に上手に紹介してもらおう
印象が残りやすくなるし、紹介してくれる相手と同じレベルで見てもらえるおいしさも!

3.昔話をしてもらおう
過去にどんな仕事をしてきたのか、どんなものに興味があったのか。特に自慢話をしっかり聞こう

4.目指せ、聞き上手!
「私はあなたに興味があります」「あなたを尊敬しております」というオーラを出して、相手に話をしてもらおう。向こうからしゃべってきてるな〜と感じることがあれば、自分は聞き上手の証拠

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