韓国、中国の強豪を加え、し烈な戦いが繰り広げられるアイスホッケー「アジアリーグ」。現在、2連覇中の常勝チーム、SEIBUプリンスラビッツ(旧コクド)に、新たな旋風を巻き起こしている選手がいる。今シーズンからチームに加わったルーキー・田中豪は、開幕当初からレギュラーFWの座を獲得し、ゴールにアシストにと活躍中だ。「正直、ここまではうまくいきすぎている」と語る23歳は、しかし決して浮かれているわけではない。「スピードには慣れましたが、まだ判断が遅い。先輩たちの良いところを取り入れ、すべての面でレベルアップして、頼られる選手になりたいです」
昨年11月には初めて日本代表に選出され、世界のトップクラスとも対戦した。「サイズとパワーではかなわなくても、イメージしたパスも出せたし、スピードも通用しました」。十分な手応えを感じ、目標も明確に定まった。2010年にバンクーバーで開催される冬季オリンピックに対して、「出たい、ではなく、出なきゃいけない」と意欲を見せる。
オフの日でも、自主トレーニングや試合のビデオを見て過ごすことが多いという。「いつもホッケーのことを考えてしまいますね」と笑う田中は、その魅力をより多くの人に知ってもらいたいと強く願っている。
「だまされたと思って、一度だけでもいいのでリンクに足を運んでください。必ず面白さを分かってもらえるはずだし、そのために必死に戦います。絶対にハマりますから!」 |