世界的に人気を誇るプロレス団体「WWE」。約2年間でタッグチャンピオンを取るなど、そこで鈴木健想は旋風を巻き起こした。エンターテインメント性が特徴のWWEは入場や選手の個性アピールなどが派手な半面、プロレス自体はいたってクラシック。プロレス人生をスタートしたころにテレビで見て、「子供のときに感じた“プロレス”をWWEで感じた。だからすごく感動したんです」と衝撃を受け、その舞台で活躍することが目標に変わった。
移籍や退団など日本のプロレス界を裏切る形にも見える行動も、すべてはWWEでの活躍を目指してのこと。その後、奇跡的にトライアウトを受け、入団が決まる。4人にかつがれて着物姿で登場した日本人のデビューは、全世界に強烈な印象を残すことに。さらには通訳の形で常にそばにいた妻・浩子も、なんと日本人初のWWEディーバ(女性タレント)として白塗りゲイシャの姿でデビュー。「脚本・演出もハリウッドで活躍するような人たちで、そういったプロの中でできたのはとてもいい経験になりました」
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| WWE時代、着物を羽織ったヒールとして大いに盛り上げた |
テレビ局時代に、ソフトを提供するという視線を身につけたことも大きかった。「対戦相手をいかに光らせることができるか。どれだけ自分へのブーイングを起こさせるかを常に考えていますね。そういう(役割)中で“ヤツにしかできない”という頂点を目指しています」
世界的な舞台で養った演出と、純粋なプロレスへの思い。極上のプロレスを見せてくれるに違いない。 |