昨年J2からJ1に復帰し、18クラブ中8位と健闘が光った川崎フロンターレ。復帰2年目となる2006年、キャプテンの伊藤宏樹は「どこからも優勝候補として挙がらないけれど、(優勝を)やってやりたいと思います」と話す。どの質問にもやわらかく、言葉を選んで話す彼にしては強気といえる発言。そこから、昨年ハイレベルの中で戦い抜いた手応えが十分にうかがえる。
攻撃的なサッカーで楽しませてくれる、それがフロンターレの特徴。あとは失点をどれだけ抑えられるかが、上位に食い込むカギとなる。「チーム全体としての守備が機能することが一番ですね。全員守備で、攻撃に上がるときはスピードを上げる。今はとにかく話してコミュニケーションを取って、みんなが同じ方向を向くように心がけています」
ディフェンスの要である伊藤の働きに注目すると面白いはずだけど、「自分が目立たないときが、ディフェンスがうまくいっている試合だと思うので、注目されないでいい」と笑う。
サッカーのだいご味を感じるのは、やっぱりゴール。「自分が上がってゴールを決めることはほとんどないけれど、ゴールの前の前のプレーでかかわったりするとうれしいです。相手の決定的なシーンを止めるのもいいですが」
「今シーズンが本当に楽しみ」と、充実の表情でキャプテンが語るのを聞くと、本当に期待が高まる。フロンターレサッカーを等々力のスタジアムで、早く確認したくなった。 |