「初めて応援の垂れ幕を見たときかな。こんなことをしてもらえる日が来るなんてって」
今まで一番感動したことは?との問いに対し、日本代表でキャプテンを務めるほどのキャリアを持つ藤井健太からは、もっと華やかな答えが出ると思っていた。
「最近はたくさん応援してもらっていますが、リーグ戦が始まった当初は体育館に試合しているメンバーしかいないような状況だったから(笑)。ありがたいと思うし、当たり前と思ったらいけないとも思う」
近年はフットサル人口も増え、また、日本代表が2004年に悲願の世界選手権出場、昨年のアジア選手権では惜しくも2位になるなど、がぜん盛り上がりを見せている。そんな中、それまで活躍していた関西リーグを離れ、昨年10月に関東リーグのPgreenATORに移籍した。「選手として、より高いレベルでやりたい、というのもそうなんですが、先のプロリーグ化のことを考えたり、将来的にフットサルをバックアップしていくために自分の役割を見つめていきたいと思いました」
高校卒業後にサッカーでなくフットサルを選んだその瞬間、日本フットサル界を背負って立つ人生(運命)が始まったのだろう。自覚を持ってつき進む姿勢が頼もしい。そして今はもちろん選手として、魅せるプレーで私たちを楽しませてくれる。
「見ている人がああ分かるって思う堅実なプレーも本当に大事だけれど、たまに“あっこんなプレーもあるんだ”と楽しくなることをしたい」
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