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フリースタイルスキー・モーグル
米澤穂高 (チームリステル)
2005.9/14 更新
5年後のメダルを狙う男の目標は文武両道の賢い選手!

 夏のオフシーズン、米澤穂高は筋力、瞬発力、持久力、バランス、メンタル、呼吸法…と、あらゆるトレーニングに励んだ。トランポリンでジャンプのイメージをつかみ、ウオータージャンプで水面に着地する練習をして段階を踏んでいくといった練習も。「モーグルはいろいろな要素がある。だから面白い」と言う。

 子どものころからあらゆるスポーツをしていた。スキーも昔からやっていたが、モーグルを始めたのは高校1年。「コブが大嫌いだったけど、飛んだりするのは好きでした。そして目立つなと思って(笑)。リレハンメル・オリンピックで里谷多英選手の活躍(11位)も見ていましたし」

 やってみると案外順調に滑れて、1年後には強化選手らが参加するカナダ合宿に呼ばれた。そこで全日本コーチのスティーブ・フェアレンに、基本を大切にすることを徹底的に教わった。「基本的な練習を一日中したり。その合宿で初めて海外に行きましたが、スキーの文化が違うことも実感しました」。小さい子が普通にキャンプに参加しているカナダに比べ、日本にはモーグルの文化が根付いていないと痛感。この合宿が米澤のモーグル選手としての原点といえる。

 「目標は5年後のオリンピックでのメダル。そのためにハイスピードと技術を安定させて、世界と戦えるようにしたい」。文武両道で賢くなければと話す米澤からは、“メンタル面で弱い日本人”を打ち破るスケールを感じる。落ち着きの中に頼もしい可能性を秘めた24歳である。

SPORTS TOPICS【モーグル】
 フリースタイルスキーは現在、エアリアル、スキークロス、ハーフパイプ、モーグル(デュアルモーグル)の4種目がある。モーグルは凹凸のあるコブ斜面を滑り降り、ターン、エア、スピードで競う採点競技。デュアルは2人同時に滑って勝ち負けを決めていく。降りる間に2回ジャンプを行い、空中で規定の技(ツイスター、コザックなど)を組み合わせて演技をする。
米澤穂高
プロフィル
米澤穂高

1981年7月9日埼玉県生まれ。身長177cm、体重81kg。浦和ルーテル学院高→大東文化大、現在は大東文化大学院在学中。練習のかたわら、韓国でナショナルチームを指導するスティーブ・フェアレンさん(元全日本コーチ)のアシスタントや、ワールドカップ福島大会の実行にもかかわっている

モーグル