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体操競技
桑原俊 (徳洲会体操クラブ)
2005.6/8 更新
オリンピックが、あこがれから“行かないといけない”に変わる時

 米田功、冨田洋之らの活躍が目立つ男子体操に、新しいスターを予感させる、成長著しい選手がいる。桑原俊、23歳。5月20日・21日にパリで行われたフランス国際では、初の国際大会にもかかわらず得意の平行棒で銅メダルを獲得する快挙! 「たまたま当たっただけです」と笑うが、5月初めの選考会で既にユニバーシアード日本代表の座も獲得していて、今まさに上り調子。

 好調の一因に、共に練習し、尊敬する先輩・米田の影響も。「米田さんから教わったのは“1本にかける”こと。特にチャレンジしたいことなどを1日1回だけやる。試合でもやり直しはできないから、そうすることで集中力を高めるんです」。昨年夏くらいから始めて、その冬の大会から、「あ、生かされてるな」と実感したという。

 「競技のときにほかの選手の演技は見ません。きっと影響されやすいからなんでしょうね(笑)。自分がやるべきことをやったら結果もついてくると思っています」

 もともとの実力に精神的な強さも加わって、進化している桑原の目標はやはりオリンピック出場。昨年のアテネ大会を見ていて、「普段一緒に練習している人たちが、プレッシャーに打ち勝って成功していくのがすごい」と思った。そして今は…。「“行きたいな”、から“行かないといけないな”に意識が変わりましたね」

 鉄棒、平行棒の離れ技が得意な彼が日本のエースへと育つ過程、注目すればこれから絶対に面白い!

SPORTS TOPICS【体操競技】
 アテネ・オリンピックで男子団体が金メダルを獲得し、日本中が盛り上がった体操競技。男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子はゆか、跳馬、段違い平行棒、平均台の4種目がある。団体は、各チーム中3人が各種目の演技を行い、その合計点で順位が決まるもの。ほかに各選手が全種目を行う「個人」、種目ごとに点数を競う「種目別」がある。
桑原俊
撮影 木村史/取材・文 宮澤亜美子
プロフィル
桑原俊
くわはらしゅん。1981年10月28日熊本県生まれ。身長170cm、体重64kg。南稜高→日本体育大→徳洲会体操クラブ。得意種目は「平行棒」「鉄棒」。平成17年度ナショナル指定選手に選ばれる。
http://www.tokushukai.jp/
taisou/
今後の大会予定
7月8日(金)・9日(土)NHK杯(福井)、8月11日(木)〜14日(日)ユニバーシアード(トルコ)、9月17日(土)〜19日(月・祝)全日本社会人選手権大会(宇都宮)、10月13日(木)〜16日(日)全日本選手権(尼崎)、29日(土)〜11月6日(日)東アジア競技大会(マカオ)、26日(土)〜28日(月)世界体操競技選手権大会(オーストラリア)
つり輪の演技
5月の世界体操競技選手権予選でのつり輪の演技