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棒高跳び
澤野大地 (ニシ・スポーツ)
2005.1/12 更新
北京の空へまっしぐら 陸上にクールなスター登場!

 昨年のアテネ・オリンピックの陸上で、ひときわ輝く選手が目についた。日本の棒高跳び選手で20年ぶりに決勝に進んだ澤野大地である。「あの場がクセになりそう」と本人の言う通り、非常に堂々と、観客をあおったり大舞台を楽しんでいる様子が印象的だった。
 2003年6月に日本選手権で初めて日本記録となる5m75cmを跳び、その夏の世界選手権大会(パリ)の出場権を獲得。初の世界の舞台では、決勝進出したものの直前のケガで棄権した。その雪辱を果たすかのような、オリンピックでの決勝進出。「オリンピックに出て意識が変わりましたね。世界選手権はただぶつかっていき、気付いたら終わっていた感じだったけれど、オリンピックは世界が自分の(戦う)場なんだとハッキリ実感しました」
 そして目標も曇りがない。「2008年の北京・オリンピックです。そのときは28歳で、体、精神すべてが充実する年齢。ハッキリと形になる結果を出したい」。昨年末からアメリカで合宿、1月には室内競技大会に出場するなど、今年は海外、特にヨーロッパ遠征を行う予定。慣れない土地での生活で、精神的な強化も図っていく。
*****
撮影/伊藤隆司
 所属するニシ・スポーツではウエアアドバイスの仕事もしている。自ら着ることもあり、機能面はもちろんデザインにもこだわりが強い。気に入ったウエアで気分を高めて、良い結果につなげていく…。北京への3年、この道程に注目していたい。



SPORTS TOPICS【棒高跳び】
 「クリアしてからマットに落ちる0.何秒、その間がすごく気持ちいいんです。まさに跳んでいるという気持ち」と澤野大地が語る棒高跳びの楽しさ。グラスファイバーで中は空洞の堅いポール。その反発を利用して跳ぶため、短距離走のスピード、パワー、跳躍力、体操選手のようなしなやかさなどあらゆる要素が必要とされる。ポールの長さに規定はなく、男子選手の多くは5m前後のものを使用している。

澤野大地
プロフィール
澤野大地
1980年9月16日大阪生まれ。身長182cm、体重69kg。成田高→日本大。中学1年の夏に棒高跳びを始め、高校3年のインターハイで日本高校記録5m40cmを跳ぶ。2004年6月の日本選手権で5m80cmの日本記録を樹立。アテネ・オリンピックでは決勝まで進み、13位に。
http://www.nishi.com/

今後の競技予定
1月22日(土)ポールヴォルト・サミット室内競技会(アメリカ)

撮影/瀧岡健太郎
取材・文/宮澤亜美子