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バドミントン
山田英孝 (日本ユニシス)
2004.6/9 更新
周囲のバックアップを常に感じ、臨む2度目のオリンピック

 「自分は夢の舞台に出られてうれしいから向かっていくだけでした」
 4年前に出場したシドニーオリンピックについて、山田英孝は「独特の雰囲気があった」と語る。そして、この夏、2度目のオリンピック出場。「出るだけで目標達成」だった前回から、「まず1勝、そして一つ一つ勝ち進む」と、目標も変化している。
 オリンピック出場権を得るため、2003年5月から世界大会でのポイントの積み重ねが始まった。そして後半からは1人きりで世界を転戦、それまで体験したことのない、言葉の壁や、精神的な疲労にやられてしまう。「バドミントンのことになると神経質」な性格もあり、部屋に閉じこもって、負けたらどうしようとマイナスなことばかり考えてしまったと言う。
 「一度負けると、客観的にアドバイスをくれる人がいないし、どうしていいか分からなくなった」
内藤真人
 なかなか勝てなくなっていた時期、転戦も最後の方で、中国やシンガポールの選手の練習にまぜてもらったり行動を共にし、同じアジアの仲間として温かい扱いを受け、自分をようやく取り戻し、勝てるようになった。「自分はいつも周りに人柄がいい人が多くて、ものすごくバックアップしてもらっている」と、しきりに繰り返す。その謙虚さが自身の環境の良さをもたらすのだろう。

 周りの支えを感じながら臨む大舞台、「バドミントン人生の大勝負をかけて、悔いの残らない試合をしたい」。その言葉が力強く響いた。


SPORTS TOPICS【バドミントン】
 アテネオリンピックの、バドミントン日本代表選手が出そろった。男子シングルス2人は山田と、佐藤翔治(MMGアローズ)、女子は世界ランキング11位の米倉加奈子(ヨネックス)を含む3人、男子ダブルス1組、女子ダブルス2組、混合ダブルス1組。バドミントンが正式競技になったのは1992年のバルセロナ大会から。初のメダル獲得に向けて、日本代表選手に期待が高まる。

ダイアン・レイン
プロフィール
山田英孝(日本ユニシス)
1976年6月22日、神戸市生まれ。上尾高→早稲田大。178cm、62kg、右利き。1996年全日本学生優勝。2001、2002年全日本社会人選手権大会優勝。 2000年シドニー五輪代表。1998、2002年アジア大会代表。2003年世界選手権ベスト16。2004年フィンランド国際大会優勝、クロアチア国際大会優勝。世界ランキング26位。
http://www.unisys.co.jp/
BADMINTON/

今後の競技予定
6月10日(木)〜14日(月)第22回日韓バドミントン競技大会、8月15日(日)アテネオリンピック バドミントン男子シングルス1回戦