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劇団TEAM NACSの一員・安田顕さん。拠点は北海道だが、最近、全国区で人気が沸騰。ドラマ「ハケンの品格」でのマネージャー役が記憶に新しい。「いやもう、あの暑苦しい感じは僕そのまんまで(笑)。ありがたい役でした」。いきなり深々とお辞儀をしたその腰の低さは、あの役柄そのもの。 一人の役者としての活動も増えてきた彼は、この夏、舞台「歌の翼にキミを乗せ」に立つ。「企画書をいただいた瞬間鳥肌が立ちまして、20秒で、よろしくお願いします!って。昔からシラノ・ド・ベルジュラックの大ファンだったので、運命さえ感じました。多分僕、気合が入りすぎて、空回りすると思います(笑)」 物語は、純愛小説の原点「シラノ・ド・ベルジュラック」を戦時下の日本に置き換え、厳しい状況下で、手紙を通してすれ違う悲しくも美しい純愛。「共演の観月ありささん、僕は一方的に好きですから。どうしましょう。彼女、背も高いので、僕はO脚矯正して背を高くしないと(笑)」。うれしさ隠しのためか冗談を連発。 作品は“手紙”がキーワード。昔のラブレターの思い出を披露してくれた。「小学生のとき、すごく好きな子がいて、その子の誕生日に告白しようと思ったんです。ちょうど白い無地のしおりを見つけたので、表に“誕生日おめでとう”、裏に“好きです”って書きました。でも筆跡がばれたら困ると思い、定規で書いたんですよ。まるで“娘はもらった”と犯人が書くみたいに(笑)。その上、無記名でわざわざ遠くで投かんして。そしたら学校で話題になりましてね、気持ち悪いって。思いは伝わりませんでした(笑)」。オチがあるのが安田さんらしいが、「思春期に玉砕でもいいから、きちんと告白したかどうかは、その後の人間形成に影響する。思い切って玉砕した人はやっぱり大人の強さがある。僕は伝えきれてないからダメなんですよ」と、マジ顔で力説。 「大学の演研の初舞台では観客は30人ほどだった」のに、今や完売状態の人気ぶり。「ヘンです。大事なのはこれからです」。謙虚でサービス精神旺盛な安田さんは骨の髄まで役者だ。「僕らは東京のスタイリッシュさを持ってるわけじゃないから、劇団としてはあくまでも北海道を拠点に、ベタを真剣に貫きたい。僕個人としては、映像も含めたいろいろなカンパニーに参加して、早く“俳優の安田”として“なりわいたい”ですね」 |
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