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ロングセラー恋愛小説「そのときは彼によろしく」が映画化。せつないだけでなく、懐かしくて、ノスタルジックな風景にたっぷりと癒される作品だ。山田孝之さんが演じるのは、水草の店を営む純朴な青年・遠山智史。彼が幼なじみの親友・滝川花梨(長澤まさみ)、五十嵐佑司(塚本高史)と運命的な再会をし、“教科書にも載っていない強い力”で奇跡を起こす物語。 山田さん自身は「目に見えない力とか運命は全く信じない」そうだ。「おれが智史のように、親友の余命がわずかと知ったら、病院や医者、特効薬を探すとか具体的に動く。やり尽くしたら、信じて待つしかないけど…。悩んだときも神頼みにはならないし。ロマンチックじゃないんですよね、子供のころから(笑)」 智史は幼き日の親友・花梨、佑司と13年ぶりにめぐり合うが、「おれも子供のときはもう一人男の子と女の子と3人で遊んでいましたけど、恋愛的なものはなかった(笑)。イヤなことはイヤだ、とハッキリしていて、わがままで、すぐいじける、すぐ泣く。智史みたいにピュアな少年ではなかったですよ。智史はこのピュアさが魅力なんだろうけど、おれはもう少し決断力がある男のほうが好きなので、歯がゆいところもありました。それに、水草を観察して育てるというアート的な細かい作業は面倒くさくて絶対無理! だけど、そういうこだわりが表に見えない。そこが智史のいいところだと思う」。 自分の育った原風景はこの映画と共通すると、鹿児島県出身の山田さんは言う。「田舎に行くとどこでもデジャビュを感じます。家の前に川があって、田んぼ、山、空、それしかない田舎で育ったので、田舎の風景は落ち着くし、懐かしい感じ。最近は下手になってしまったけど、方言も好きなんです。方言のない東京育ちの人は、ちょっとかわいそうかな、なんて思うくらい」 |
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