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まるで本当の落語家のように、粋な和装で登場した国分太一さん。映画「しゃべれども しゃべれども」で、二つ目(落語の序列で真打になる前)の今昔亭三つ葉を演じている。着こなしのために、2カ月間和装で過ごした国分さんは「やっぱり洋服とは気分が違って、いいもんです。姿勢が悪いと着崩れするので、自然と体も気持ちもシャキッとする。女性は特に、しぐさとかもキレイになると思うから絶対にオススメ!」と話す。 作品は、古きよき日本を感じさせるものが彩りを添えている。「師匠の厳しさ、おばあちゃんのかっぽう着、扇風機や夏の夕方の水打ち…みんな温かくて懐かしい日本の風景。便利になりすぎた今よりも、僕は好きですね」 物語では、落語でイマイチ伸び悩む三つ葉のもとに、無愛想、不器用、話しベタ、年齢も性別もバラバラな3人の人物が「うまくしゃべれるようになりたい」と訪れる。「僕は器用な人より不器用な人の方が共感できる。できなくて教わってこそ、人は成長する。いくつになっても、教わること、知ることは大切」と国分さん。とはいえ、恋にも不器用な三つ葉については、自分とは全く違うとか。「僕なら、あんなふうにウジウジして、女性に言わせるようなことはしない(笑)。好きな女性には、ちゃんと自ら好き、と言いますよ」 三つ葉と3人は、衝突しながら、本当の意味での“伝える大切さ”を見つけていくが、国分さんも伝えることの難しさをよく感じているそう。 「僕もバラエティー番組や司会のとき、自分の言いたいことがきちんと伝えられない、言葉のもどかしさに、いつもぶつかっています。みんなあると思うんですよ。たとえば、告白するときに、自分の頭の中ではどれだけ好きだ、と思っていても、言葉にすると“大好き”くらいにしかならない。“大好き以上に好き”を伝えるのはすごく難しいこと。結局は、うまくしゃべろう、ではなくて“心” なんじゃないかなぁと思います」 (キャスティング・文/かしわぎなおこ(モアナ・サンライズ)) |
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