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「よろしくお願いします」。体育会系らしい、気持ちのいいあいさつで現れた坂口憲二さん。ドラマや雑誌で活躍する傍ら、サーファーの顔を持つことを知る人も多いだろう。そんな彼が、日本全国の海岸線を旅しながらサーフィンを楽しむ姿を約1年にわたり撮影したロードムービードキュメンタリーが「海から見た、ニッポン」だ。 大学時代にサーフィンと出合い、世界の海を旅したという彼が、日本の海に目を向けたきっかけは…。「海外で日本の海について質問されたとき、いかに日本を知らないか気づいたんです。地図では分かっていても、実際に見たり感じなければ、風土の違いは実感できない。このドキュメンタリーを通して、一緒に旅をしているような感覚や日本のすばらしさを感じてもらえると思います」 秋に種子島から始まった旅は、最後に極寒の東北、北海道へ。「北国の人が吹雪の中でサーフィンをしている姿には驚いたし、熱い思いに感動しました。僕も海の中に1時間ほどいましたが、実際に波に乗るのは1分程度。でももっと長く感じるし、寒さも忘れちゃうんですよ。この感覚ってサーフィンならでは」 北と南で異なる時間の感覚や人の気質…。その感動と同時に印象的だったのが、深刻な環境汚染だったそう。「広いビーチだった場所がテトラポッドなどが埋められて半分に。砂浜にも大量のゴミが漂着していて、自分にできることを真剣に考えないとと感じました。道のゴミを拾うなど日ごろから意識していかないと近い将来、日本はゴミの山になる。そういうことも、東京にいるとなかなか気付きませんよね」 今は仕事が忙しく、サーフィンの時間が取れないという坂口さん。それでも「自然に身を置いて鋭気を養い、また仕事で頑張る…。どちらも僕には大切だし、このバランスを大事にしたい。仕事もプライベートも“いい波”に乗りたいですね(笑)」。 笑顔も話し方も、自然体でいられる理由が分かった気がする。 |
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