原作者クリストファー・パオリーニが17歳のときに自費出版した「エラゴン」。ティーンエイジャーとは思えない想像力とストーリーテリングにより世界中でベストセラーとなったこのファンタジー・アドベンチャーがついに映画化された。そして、主人公のエラゴン役に大抜てきされたのが、エド・スペリーアスだ。
「18万人の中から選ばれたということは、撮影地のハンガリーに行ってからインターネットで知りました。でも、“エラゴン”に出られること自体が名誉なので、たとえ候補者が10人だったとしても、喜びは変わらなかったでしょうね。クリストファーは世界で初めて、10代の視点でファンタジーをリアルに描いたすばらしい作家だと思います」
幼稚園のころから演技を始め、オーディションを受けたときもパブリックスクールで「ハムレット」を演じていたというエド。英国の男子らしく、幼いころからファンタジー小説が大好きだったという。
「“ハリー・ポッター”はブレイクする前から興味を持って読んでいたし、“指輪物語”にいたっては父も大ファンだったので、小さいころから本棚にあったのを覚えています」
とはいえ、プロとしての初仕事が世界が注目する大作とあっては、プレッシャーもあったはずだ。
「演技のコーチと、“カメラの前で演じるとはどういうことなのか?”から始めて、一緒に役作りをしていきました。編集でCG合成されるドラゴンとのシーンの方が難しいのではと思っていたけど、人間の役者との感情的なシーンの方が、撮影後もなかなか自分自身に戻れなくて大変でした。エラゴン少年はすごくナイーブで、信じられない出来事にいちいちびっくりしながらも、物語が進んでいくにつれて成長していくんですが、たぶん僕も彼と同時に成長していけたと思っています」
ムービースターになったら、もう普通の生活はできないかも!?
「大学に進んで、金融街に就職する代わりに映画のセットが仕事場になるだけで、自分自身は変わりたくないですね。もちろん注目されるのはありがたいけど、そのために役者の道を選んだわけではないので…」
ドラゴンと一心同体になって帝国の命運を背負うという役柄同様、まさに“昇り竜”のオーラを感じるエド。今のままの純粋でまっすぐなスタンスで、大きくはばたいてほしい。 |