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City Selection
2006.12/13更新
18万人の中から選ばれたライジング・スター
エド・スペリーアス

 原作者クリストファー・パオリーニが17歳のときに自費出版した「エラゴン」。ティーンエイジャーとは思えない想像力とストーリーテリングにより世界中でベストセラーとなったこのファンタジー・アドベンチャーがついに映画化された。そして、主人公のエラゴン役に大抜てきされたのが、エド・スペリーアスだ。

 「18万人の中から選ばれたということは、撮影地のハンガリーに行ってからインターネットで知りました。でも、“エラゴン”に出られること自体が名誉なので、たとえ候補者が10人だったとしても、喜びは変わらなかったでしょうね。クリストファーは世界で初めて、10代の視点でファンタジーをリアルに描いたすばらしい作家だと思います」

 幼稚園のころから演技を始め、オーディションを受けたときもパブリックスクールで「ハムレット」を演じていたというエド。英国の男子らしく、幼いころからファンタジー小説が大好きだったという。

 「“ハリー・ポッター”はブレイクする前から興味を持って読んでいたし、“指輪物語”にいたっては父も大ファンだったので、小さいころから本棚にあったのを覚えています」

 とはいえ、プロとしての初仕事が世界が注目する大作とあっては、プレッシャーもあったはずだ。

 「演技のコーチと、“カメラの前で演じるとはどういうことなのか?”から始めて、一緒に役作りをしていきました。編集でCG合成されるドラゴンとのシーンの方が難しいのではと思っていたけど、人間の役者との感情的なシーンの方が、撮影後もなかなか自分自身に戻れなくて大変でした。エラゴン少年はすごくナイーブで、信じられない出来事にいちいちびっくりしながらも、物語が進んでいくにつれて成長していくんですが、たぶん僕も彼と同時に成長していけたと思っています」

 ムービースターになったら、もう普通の生活はできないかも!?

 「大学に進んで、金融街に就職する代わりに映画のセットが仕事場になるだけで、自分自身は変わりたくないですね。もちろん注目されるのはありがたいけど、そのために役者の道を選んだわけではないので…」

 ドラゴンと一心同体になって帝国の命運を背負うという役柄同様、まさに“昇り竜”のオーラを感じるエド。今のままの純粋でまっすぐなスタンスで、大きくはばたいてほしい。

エド・スペリーアス
撮影/宮田知明 取材・文/シティ編集部 相澤裕之
プロフィール
エド・スペリーアス
1988年4月7日、英国チチェスター生まれ。伝統ある全寮制パブリックスクール「イーストボーン・カレッジ」在学中に受けた「エラゴン 遺志を継ぐ者」のオーディションで18万人の中から主人公の座を射止めたシンデレラボーイ。彼が演じるのは、サフィラという名のドラゴンとともに、帝国を支配する邪悪な王と戦うことになる少年、エラゴン。初の映画出演ながら、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、ロバート・カーライルといったベテラン俳優を向こうに回した熱演を見せてくれる。
「エラゴン」
(c)2006 TWENTIETH CENTURY FOX
12月16日(土)から、日劇1ほか全国公開(配給/20世紀フォックス映画)