「撮影中、OKが出るたびに、もうマスター(役)のセリフは言えなくなるんだって切なくなりました」。2002年に生まれたドラマ「木更津キャッツアイ」が「ワールドシリーズ」で完結する。ご存じ、キャッツメンバーは、個性はバラバラなのに、団結したときにさく裂するパワーが魅力。その中でマスターを演じてきた佐藤隆太さん。思い出は5人の出会いにさかのぼる。「ドラマのスチール撮影が最初でした。プロデューサーがお互いを紹介してくれたときから、もう“絶妙”だった気がする。もちろん、最初はお互い緊張していたけど、楽しいことが起こるぞという心地いい予感が印象的でした」
それから5年。「今回はみんなの変化を実感した」そうだ。「ドラマや映画〈日本シリーズ〉のときは、お互いにほかの4人がフォローし合って5人が引き立っているという感じでしたが、今回は、それぞれ一人で立っていられるって思ったんですよね。うれしいような寂しいような…。終わるってそういうこともあるのかなって。劇中でもそれを象徴するようなセリフが出てきますが、それは一人ひとりが成長したからで、それとリンクするんですよ。役と一緒に自分も成長して“卒業”する、そういう実感はありましたね。そんなふうに頼もしくなっているみんなを見て、オレは大丈夫か?って不安もありますけど(笑)」。同世代の仲間からの刺激は財産となったようだ。
終始、ニコニコ顔で優しい人柄がにじみ出ている佐藤さんだが、「僕、実はヘコみやすい(笑)。どうでもいいことをしょっちゅう気にする」と言う。そんなときは「無理せず、自然に時間に身をゆだねる」のだそう。最後に読者へ一言。「僕もそうだけど、毎日楽しい仕事なんてない。特に僕くらいの年齢だと、好きな仕事でも難しさや悩みを感じるころ。でも逃げずに乗り越えたら、また楽しさを感じる日も来ると思うので、お互い頑張りましょう!」 |
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| キャスティング・文/かしわぎなおこ(モアナ・サンライズ) 撮影/齋藤ジン |
| プロフィール |
| 佐藤隆太 |
| 1980年2月27日、東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部卒業。1999年舞台「BOYS TIME」でデビュー。ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「海猿」「ギャルサー」や映画「LIMIT OF LOVE 海猿」「ダメジン」などにも出演、個性的な風ぼうと元気なキャラクターで活躍。「木更津キャッツアイ」は2002年からドラマでスタートし、翌年の映画版「日本シリーズ」が大ヒット。今後は映画「7月24日通りのクリスマス」(11月公開)、来年のNHK大河ドラマ「風林火山」に出演。 |
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| 完結編「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」は10月28日(土)から渋谷シネマライズほかで全国ロードショー
(C)2006映画「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」製作委員会 |
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