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「ジョゼと虎と魚たち」での“スゴイ演技”から3年。自ら脚本に目を通して出演を決めるという池脇千鶴が最新作に選んだのは、恋や仕事、人間関係に不安や悩みを抱える4人の女性を描いた「ストロベリーショートケイクス」。彼女たちの世界はとても赤裸々で、男の目からするとちょっとイタかったりもする。いわば“男子禁制”のガールズ・ムービーという感じなのだ。 「確かに生々しくって、女の子が絶対男の子の前では見せないような部分を切り取った感じですよね」 彼女が演じたのは、運命的な恋を待ち続けるフリーターの里子。映画は、里子の壮絶なフラれシーンで幕を開ける。まさに最悪の出来事だ。 「私にも“最悪”の経験はあります。恋でもそのほかのことでも…。里子ほど悲惨じゃないし、内容は言えないけど(笑)。だから、フラれて落ち込んだ後は何でもできそうっていう気持ちは、よく分かります」 里子以外の女性も不器用にもがいている。好きな男に対して友達以上の関係に踏み出せないデリヘル嬢の秋代、結婚願望の強いOLちひろ、過食症をひた隠すイラストレーターの塔子…。 「私も結婚願望が強かった時期があったので、ちひろの恋への執着や、男性に優しい言葉をかけてほしいっていう女の子らしい部分は、正直、見ていて胸が痛かった。そして秋代さんの恋は、とても切ない」 終盤、彼女たちがそれぞれの幸せに向けて歩き出す姿は、すがすがしく、頼もしい。脚本を読んだ矢崎仁司監督が「4人全員を抱きしめたい」と語った気持ちがよく分かる。 「見た目のせいか、今まで幼い感じの役柄が多かったんですが、この映画に出合って、私をきちんと大人として見てくれている制作者もいるんだなと分かってうれしかったです。これからは暗くても、重くてもいいから、どんどん大人の女性の役に挑戦していきたいですね」 ちなみに里子の口グセは「恋がしたい…」。自分自身もそう思う? 「恋ですか? してますよ!」 こちらの予想を軽々と飛び越える明るさとバイタリティー。間もなく25歳を迎えるチーちゃんは、大人の色香をまといながら、さらなる“スゴイ演技”を見せてくれることだろう。 |
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