次々に話題作に登場している瑛太さんが、今度は映画「嫌われ松子の一生」に出演する。運に見放されつつも、素直で懸命に生きる松子(中谷美紀さん)の壮絶な人生を描いた、異色のシンデレラストーリーだ。
「中谷さんの演じる容姿や雰囲気も含めて、松子が好きです」と瑛太さん。「松子はすごく愛情が深い分、求める量も多いけど、それは寂しさから来ているんじゃないかと思います。それでも素直さで生きていく姿はけなげでステキだし、彼女は良かれと思って人にいろいろなものを与えている。歯車が狂ってしまったこともあったけど、実はみんなけっして松子のこと、嫌いじゃなかったんですよね」。松子ほど極端でなくとも、自分に“松子的”な部分を見つける女性は多いかもしれない。
瑛太さんが演じるのは、松子のおい・笙(しょう)。「彼はだらしなくて、夢に破れて彼女にも振られてどん底。笙はどこか自分にも当てはまりますね。散らかって汚い部屋の中もそっくり。大変なんですよ、洗濯して掃除してマジメに生きるって(笑)。でも、笙は松子おばさんを知ったことで、彼本来の優しさを取り戻して、松子を受け入れて理解してあげるのがいいですね。“きっとおばさんは寂しかったんじゃないですかね”と友人に伝えるところが好きです」
「僕が今、松子に会ったら、ご飯に誘っていろいろな話を聞いてあげる。守ってあげたいし、幸せにしてあげたいと思うでしょうね。実際に僕は情が厚い人が好きだし、寂しさを抱えている人って、より一生懸命生きようとするからすごく輝いていて、ステキだなと思う。僕がひかれる女性は…流されない人。人の意見ばかり聞いているより、流されずに頑固に自分を持って、ちゃんと自分と向き合っている人がいい。不器用で多少それで周りとぶつかっちゃっても、そういう人に魅力を感じます」
とつとつとした話しぶりは、穏やかで優しい人柄をよく表している。“怒り”とは無縁そうに見えるが、「よく怒りますよ(笑)。昨日、仕事場に遅刻して、自分にすっごく腹が立ちました。遅刻は社会人として最悪ですから」。優しいだけじゃない芯のある言葉にドキリとさせられる。
最後に読者にメッセージをもらった。「七転び八起きの松子から僕もエネルギーをもらいました。自分の周りの人たちや身近にある当たり前のことが、大事に思えるようになると思うので、ぜひ松子に会ってほしいです」 |