清潔感がある愛くるしいルックスと、確かな演技力、存在感で映画やテレビCMに引く手あまたの女優・宮崎あおいさん。数多くの作品に出演してきた彼女が“一番思い入れが深い作品”と語るのが、8月7日(日)から公演される舞台「星の王子さま」(演出:白井晃)。2003年に公演され、著者であるサン=テグジュペリの遺族にも絶賛され大反響を呼んだ舞台だ。
「この作品に出合って、自分が演じる役に対してすごく愛情を持つようになったり、お芝居自体に対する気持ちが変わったんです。こんなに深く入り込んだ作品はなかったし、本当に大きな出合いでした」。前回の公演の最後は、演じてきた“王子さま役”やスタッフ・共演者との別れに涙が止まらなかったという。「だからこそ、今回も後悔が残らないように毎日、毎公演を大切に演じたい」
また、「星の王子さま」といえば、全世界で5000万人以上の人に愛読された作品。宮崎さんの感想は?
「私は、昔からずっと、大人になっても子供の気持ちを忘れないでいたいと思ってきたんですけど、その気持ちをうまく言葉で表せなかったんです。でも、王子さまの存在をずっと頭の中に入れておけば、大人になっても子供の目線で物事を見続けることができるのかもしれない。今まで自分が心の中で思い続けてきたことを少し分かった気がします。読み返すたびに新しい発見がある物語だし、同じセリフも2年前とは違う意味が込められていることを感じながら演じることができそうです。王子さまはすぐに“なんで?”と聞いたり、わがままを言ったり、やっぱり子供。でもその純粋さが、大人になったら忘れてしまう良い部分でもあると思うんですよね。みんなが子供のころの純粋さを忘れないで生活していれば、もっと世の中はいい方向へ変わっていくと思います」 |