interview
City Selection
運命を感じた舞台、空回りするほど気合が入っています
安田顕
[7/4]
マンガが大好き! 素顔はとってもチャーミングな20歳
鈴木杏
[6/20]
これで撮りたいモノが分かったから、今は映画が楽しいな
北野武
[6/13]
ありのままの自分を、素直に表現した“裏メニュー”を解禁
ふかわりょう
[6/6]
バックナンバー
この人に会いたい
僕の歌がのどを潤す“水”のような存在になってくれたらうれしい
石井竜也
[4/18]
10周年の節目に、
新しいことに挑戦
BONNIE PINK
[6/28]
一緒に苦労したやつら
と番組をやれたら最高
次長課長
[12/14]
バックナンバー
映画の情報満載「シネくら」も見てね!
City Selection
2005.6/15 更新
気負いなく、自然体に、いつでも全力投球
筒井道隆

 最近は、舞台でも活躍している筒井道隆さん。8月には「もとの黙阿弥 浅草七軒町界隈」の公演を控えている。「喜劇であり、悲劇のような作品で、台本を読んだだけでも楽しそう。最後は、どんでん返しではないけど、“えっ、そうなんだ”って考えさせられる結末。せっかくの楽しい物語が最後にしんみりならないよう、楽しく終わりたいですね。僕自身、喜劇の方が断然好きなので」

 筒井さん演じる隆次は、明治時代の男爵家の跡取りだが、とある人の妙案(おせっかい?)から、書生と入れ替わってしまい、大騒動が巻き起こる。「仮の姿と本来の姿と入れ替わる、というのは自分の仕事と似ているなと思いました。今回はさらに劇中に芝居が入るのでどうなってしまうんだろう(笑)。わりと僕は、役を演じている最中は、私生活も役に影響されてしまうんです。それで無理がたたるんだけど、その方が楽しいんですよ。その世界に浸った方がイメージしやすいし」

 今回の作品は“笑える災難”の物語。「舞台の公演中には“笑える災難”が結構ありますよ。小道具を持って出るのを忘れたり。そのときは真っ青になるんだけど、後から笑える。実はアドリブも好き。(アドリブが)来そうだって“予感”がするので、準備しておいて、的中したときなんかは妙にうれしいもんです」

 あこがれはサンシャインボーイズという筒井さん。舞台に魅力を感じているのは、三谷幸喜さんの影響が大きいそうだ。「笑わせといて泣かせる、泣かせるところで笑わせる、その意表をつくバランスの見事なサンシャインボーイズが大好き。それに、舞台でもステキだけど、普段もとってもいい人たち。僕もそういう人になりたいんですよね」。まじめで温かく素朴な好青年。風ぼうから受ける筒井さんの印象は、終始裏切られることなく、最後は快く”愛車”の披露までしてくれた。 「僕にとって自転車は“足”。劇場へ行くにも自転車通勤だし、1日100kmくらい走ることも。いつか、自転車で日本一周の旅をしてみたいな」。高い背を少し丸めて自転車を押す姿は、「舞台を降りてもステキな人」そのものだった。

筒井道隆
プロフィール
筒井道隆
1971年3月31日、東京都生まれ。A型。1990年に映画「バタアシ金魚」で主役デビュー。その年の日本アカデミー新人俳優賞、キネマ旬報新人男優賞を受賞。その後、「あすなろ白書」「君といた夏」「王様のレストラン」「新選組!」「百年の恋」などのテレビドラマや映画「KT」などに出演。舞台は96年「夢の海賊」が初舞台。今年5月には舞台「砂の上の植物群」に出演。

取材・文/かしわぎ なおこ(Applink)  撮影/田中まこと

戦国自衛隊1549
筒井さんが井上ひさしの名作戯曲に挑む「もとの黙阿弥 浅草七軒町界隈」は、8月4日(木)〜30日(火)、新橋演舞場にて上演