interview
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次長課長
[12/14]
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City Selection
2004.9/22 更新
舞台でも才能を開花させた、希代のボーカリスト
松岡充

 「ずっと何かを探してました。満たされることはないとうすうす分かっていながら、衝動に駆られて。その気持ちを発散するための手段として、音楽に取り組むようになったんだと思います」
 青春時代をこう振り返る、人気ロックバンド「SOPHIA」のボーカリスト、松岡充さん。そんな彼が、自身の体験をオーバーラップさせながらも、まったく新しいエネルギーを放つ青春群像劇「リンダ リンダ」に出演する。作・演出を務める鴻上尚史さんが、最も思い入れがあるというザ・ブルーハーツの楽曲を中心とした音楽劇だ。松岡さんの表情には、初挑戦の舞台に向けて心地よい緊張感がみなぎっている。
 ストーリーは、山本耕史さん演じるロックバンドのリーダー・ヒロシが、リードボーカルを引き抜かれてぼう然自失となり、人生の区切りをつけるために湾岸爆破を計画。松岡さんが演じる、同バンドのベース担当マサオは、計画に反対しながらもズルズル引き込まれ、恋や友情のかっとうの中で奮闘する。

 「この舞台の話が来たとき、すっと気持ちが入り込むような感触がありました。それが今回踏み切った大きな要因。バンドをやっている人間として、胸の中に渦巻く感情をどうやって表現するか…。そこに共感できたのかもしれない」

 この作品では、バンドを通して感情をうまく消化できていたところに、やむを得ない現実が絡んできて、パワーが思いもよらない方向に進んでしまう。「何で爆破計画?と思うかもしれないけど、実は、爆破することが目的ではなく、自分の衝動を発散させたくてたまらない。そんな青春時代を描くのだと思います。今でもSOPHIAで発散し、消耗している自分にとっては、青春時代って何歳なんだよという話になりますが(笑)」

 1980年代を席けんした、日本を代表するバンドの曲を歌うことは、光栄でとても価値がある、と松岡さん。「ほかにもこの舞台の魅力はたくさんあって、脅威すら感じる。きっと、脅威を超えたら超えただけの景色があると思うし、ライブをやっている人間としてはそのだいご味を知っているので、本当に楽しみ。見に来た皆さんにもマジックが起こることを確信しています」
松岡充
プロフィール
松岡充
1971年、大阪府生まれ。ロックバンド「SOPHIA」のボーカリスト。アルバム「BOYS」でメジャーデビュー後、SOPHIAの100曲を超える楽曲の作詞、作曲のほか、俳優、写真家、小説家など多方面で活躍中。11月16日(火)〜12月5日(日)、「リンダ リンダ」東京公演(会場:シアターアプル)に出演。※チケットは電子チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイドで10月2日(土)発売開始
松岡充オフィシャルサイト
http://www.7zoo7.com

取材・文/虻川祐子