| 紫外線を浴びると皮膚がんを発症する「色素性乾皮症」という難病がある。「以前にもこの病気の話を聞いたことがあったんです。太陽の光を直接浴びられないなんてどんなにつらいだろう、って強く印象に残っていて。だから、色素性乾皮症の弟を兄が守るという今回の映画の脚本を読んだときには素直に感動できたんです。だから、僕の方からぜひ兄役をやりたいと逆に名乗りを上げました」。藤原竜也主演の最新映画「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」のストーリーはそこから始まる。 |
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彼が演じるのは主人公の寺沢セイジ。幼くして両親をなくし、色素性乾皮症の弟ミチオを守りながら親代わりとして生きるセイジ。かさむ治療費に彼が選んだ仕事は暴力団の組員だった。「ヤクザという今まで演じたことのない役柄に、最初は戸惑いました。でも監督に自由にやっていいと言われて、気持ちが楽になりましたね。じゃあ、こんなヤクザがいてもいいんじゃないかなって。ヤクザだから、難病を抱えている弟がいるから、と世間からは思われるかもしれないけれど、兄にとっては弟は弟。かわいいし、守りたいと思う純粋な気持ちを表現しました」。ほかの誰でもない、藤原流の“ヤクザ”を演じる。
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ミチオ役の木村了、運命的な出会をする恋人ケイコ役の岡本綾との息の合った演技も印象的だ。「綾ちゃんは昔から知り合いだし、了くんとも本当の弟のような関係が持てて、とてもいい雰囲気の中で撮影できたと思う。だから、三人の関係が演技以上に自然に見えるのかもしれない」
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| 今回の映画で、また新たな境地を開いた藤原竜也。「新たな役柄にチャレンジしていく中で、“若手演技派”などと呼ばれることには正直プレッシャーを感じています。でも、舞台にしても、映画にしても、常に現場の緊張感を楽しみながら成長していきたい」と語る、真っすぐな瞳が印象的だった。 |
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| プロフィール |
藤原竜也
1982年生まれ、埼玉県出身。A型、22歳。1996年「身毒丸」(寺山修司原作・蜷川幸雄演出)主役オーディションでグランプリを獲得。主役・身毒丸の演技と存在感で一躍注目を浴びる。その後も、映画「バトル・ロワイアル」シリーズの主演や、舞台では2003年「ハムレット」で史上最年少のハムレット役を演じ、紀伊國屋演劇賞個人賞ほか多数の賞を受賞。人気・実力ともに若手ナンバーワン俳優との呼び声が高い。現在は、NHK大河ドラマ「新選組!」に沖田総司役として出演中 |
文/シティリビング編集部 滝ヶ平真佐子
撮影/小林穂澄 |
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| 「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」は8月7日(土)から新宿トーアほかで公開(配給/ポニーキャニオン) |
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