「メッセージの内容がとてもポジティブで、コメディーの要素がある点にもひかれたわ。それに、私もフランシスと似たような体験をしているの。だから役作りは自分の過去を思い出せばよかっただけなのよ(笑)」
笑顔を浮かべて話すけれど、娘までもうけた俳優クリストファー・ランバートとの離婚はつらかったようだ。
「私も愛を失ったとき、絶望した。世の中でこんな悲しい思いをしているのは私だけって。だけど、フランシスがトスカーナで気づいたように、人はみんな同じようにつらい経験をして、押しつぶされそうになりながらもそれを乗り越えてこそ、次の愛が得られるんだなって思えたの。実際、違う人生が始まったのよ」
そう語る彼女の薬指には、熱愛中の俳優ジョシュ・ブローリンから贈られたダイヤの婚約指輪が光る。天才子役としてスタートした女優人生だが、別離や挫折などを経て、39歳にして、再びトップに返り咲いた。
「ハリウッドの中で、女優が年をとることは簡単じゃないわ。確かにラブシーンは年々減ってるし。でも、それはスクリーンの中だけのこと。プライベートではいつまでもラブシーンは減らさないようにしたいわ」
(映画ライター 前田かおり)