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2004.4/21 更新
“あ・うん”の呼吸を自然に表現する、看護師役を好演
原 沙知絵

 長身の凛(りん)とした容姿ながらも、時折見せるはにかんだ笑顔がチャーミング。女優の原沙知絵さんは、モデルを経て芸能界入りし、ドラマデビューして7年。その間に、辣(らつ)腕な弁護士、婦警、時には薄幸の美女や殺人犯と、さまざまな役をこなしてきたそう。
 「前の役柄と正反対のキャラクターを演じることもありましたが、イメージを壊したいとは思っていませんでしたね。イメージって、見る人によって違うじゃないですか。その時々の自分に合わせて役に入っていければいいと考えてます」
 常に飾らない演技を心がけ、力をつけてきた原さん。4月から始まったテレビ朝日系ドラマ「電池が切れるまで」は、長期療養のため学校へ行けない子供たちのための院内学級が舞台。財前直見さん扮(ふん)する担任教師の元教え子で、今は同僚の看護師という役に挑戦している。

 「実は、財前さんとはプライベートでも仲良くさせていただいてます。よく知っている先輩、後輩の間柄という“あ・うん”の呼吸が、作り込まれることなく自然に表現できるように心がけています」

 医師側と、看護師側の立場の間に挟まれながら奮闘する財前さんの良き相談相手でもあるという今回の役は、試行錯誤の連続だとか。「今を懸命に生きようとする子供たちを大切に思えばこそ、衝突したり励まし合ったり…。難しい役ではありますが、2人でうまくストーリーをリードして、等身大の雰囲気を出せたらいいですね」と、意気込みを話します。

 ロケ地は、今回のドラマのモデルとなった長野県・穂高。「長野でドラマのロケをするのは3度目になります。空き時間ができれば、景色を楽しんだりおそばを食べに行ったりしていますよ。でも春先は結構寒かったのに、ナース服が半袖なのはつらかったですね(笑)」

 オンとオフで、頭のスイッチをはっきり切り替えるという原さんに、ストレスをためない秘けつを聞いてみると「自分の中でできること、できないことのバランスをよく知り、余計なことを考えないようにする…かな」とにっこり。役をこなすたびに洗練されていく彼女の今後の活躍から、目が離せません。

(ライター・曽根竜夫)

原沙知絵
プロフィール
はら・さちえ。1978年生まれ、福岡市出身。モデルを経て1997年「ビーチ・ボーイズ」でテレビドラマデビュー。以降「新・お水の花道」「シンデレラは眠らない」「ダイヤモンド・ガール」などに出演。この春スタートしたテレビ朝日系ドラマ「電池が切れるまで」では、子供病院の院内学級に勤務する看護師・水島若菜役で出演。命の重みや大切さをテーマにしたストーリー内で、財前直見が演じる主人公の担任教師を支える役を好演している