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更年期
2007.4/11更新
Q 40歳の姉が「最近疲れやすい。更年期障害かも」と言っています。30〜40代で更年期が始まることもあるの?(M・Kさん/31歳)

A 更年期についての著書もある婦人科医師の中村理英子さんに聞きました。
 「更年期とは、性成熟期との間の移行期で、女性ホルモンが減少し消失する期間。一般的には閉経をはさんだ前後約10年間です。日本人の平均的な閉経年齢は約50歳ですから、だいたい40〜60歳の間が更年期に該当しますね」。ただし、年齢はあくまで目安。卵巣の状態、閉経年齢には個人差があり、更年期も人それぞれだといいます。

 「更年期の予兆は、卵巣機能の衰えによる月経不順。女性ホルモンのエストロゲンが減少し、ホルモンバランスが崩れた結果、さまざまな心身の不調もあらわれます。これが更年期障害といわれるものです」。ほてりやのぼせ、発汗、不眠、どうき、頭痛、めまい、足腰の冷えなどが典型的な更年期障害の症状だそう。「イライラやうつ、無気力などの精神的な症状もあります。疲労感が強く朝起きられないという人がいる一方、全く自覚症状がない人もいますよ」

 30代で更年期を迎えることもあるのでしょうか? 「例えば、45歳で閉経を迎える人は、逆算すると30代後半で更年期が始まってもおかしくありませんね。それより早く更年期の症状があらわれた場合、35歳以下で閉経する“早発閉経”も考えられます」。閉経が早いということは、女性ホルモンの減少に起因する骨粗しょう症、高脂血症などのリスクも早くから高まるということ。そのため治療が必要なケースもあるといいます。

 では閉経年齢を左右するのは?「遺伝的な要因があるといわれていますが、明確には分かっていません。ストレスや生活習慣が関係しているという説もあります」

 最近では、ストレスや過労によってホルモン分泌が乱れ、更年期障害に似た症状があらわれる“プチ更年期”“若年性更年期障害”も話題になっています。卵巣機能が衰えて体が更年期に向かっているのか、ストレスやダイエットで一時的にホルモンバランスが乱れているのかは、自分では判断できないもの。月経不順などの気になる症状がある場合は、早めに婦人科を受診することが大切です。

 「更年期は人生の通過点。上手に乗り切るためには、正しい知識を得て、30歳を過ぎたら心身の準備をしておくことも大事ですよ」

すこやかに年齢を重ねるために
〜中村さんからのアドバイス〜
ストレスを感じやすい人ほど更年期の症状が強い傾向が ストレスを感じやすい人ほど更年期の症状が強い傾向が。趣味や休息など自分なりのストレス発散法を見つけておこう
スポーツやウォーキングなどで日常的に筋肉を鍛え、体力をアップしておこう スポーツやウォーキングなどで日常的に筋肉を鍛え、体力をアップしておこう
規則正しい生活で体のリズム整えておこう 規則正しい生活で体のリズム整えておこう。食事の栄養バランスにも気を使って
【回答】中村理英子さん

東邦大学医学部卒業後、同大学産婦人科教室に入局。下北沢にある「中村クリニック」(婦人科・内科・美容皮膚科・皮膚科)院長。 女性たちのよきアドバイザーとして女性誌などでも活躍中。「よくわかる女性の医学」(西東社)、「医者に聞けないことまでわかる子宮内膜症」(主婦と生活社)など著書多数 www.dr-nc.com