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「カイシャの小羊」では仕事の悩み解決でパワーアップ!
vol.49 上大岡トメさんが、仕事・カイシャの悩みにキッパリ答えます!
2005.11/9 更新
長期的な視野で夢や人生のゴールを描いて
 仕事をしていると、悩みや不安もいろいろと出てくるよね。そこで今回は、シティ読者が日々の仕事や会社で感じている悩みを、上大岡トメさんに相談しました。悩みをキッパリと断ち切り、毎日をイキイキと働くヒントが見つかりそうです。
30歳を過ぎ、ある程度仕事を任せられるように。でも、部下を注意したり、上司と言い合ったり、“アネゴ”状態の自分に自己嫌悪…。どうしたら心の余裕ができますか?
“アネゴ”になるのは本気で仕事に向かっている証拠。腹をくくって“アネゴ”状態を楽しんでみたら?

 自分が本気でその仕事をやりたいんだったら、“アネゴ”でOK。仕事ゆえの責任感が自分を“アネゴ”にしているわけですから。

 ある程度仕事を覚えたら、リーダー的存在になっていくのは当然のこと。そこにいろんな人間関係がくっついてきます。でも、自分が本当にやりたい仕事だったら、その環境で腹をくくることが必要だと思うんですね。

 会社という組織で働いている以上、ゴールは“その仕事をうまく進める”ということ。人間関係にとらわれると見える範囲がものすごく狭まってしまうけど、仕事をうまく遂行するという部分を最終目標にすれば、我慢がきくようになっていくんじゃないでしょうか。

 たぶん、私もアネゴタイプ(笑)。建設会社で働いていたときは、イヤな上司がいて悩んだこともありました。でも、今の私なら、“この上司を相手にできるのは私しかいない。神様はこの上司を私に試練として与えたんだ!”と思って、上司を丸め込んででも、仕事をするかも(笑)。人の巡り合わせって、何か理由があると思うんですね。

 結局、その仕事を本気でやりたいのか、やりたくないのか、というところが原点。それが自分の中ではっきり整理できたら、今抱えている悩みが小さなことに思えてくる。そして、そこから逆境を打開するアイデアが出てくるんじゃないかと思います。

仕事がヒマで悩んでいます。ほかのチームに「何かお手伝いは?」と声をかけても、あっさり「ないです」と。どうすればやりがいを持って、イキイキ仕事できるでしょうか?
まずは、自分の持ち場で想像力を働かせて、仕事を探すこと。仕事はきっとオニのようにあります(笑)

 答えは“自分で仕事を見つけろ”ということに尽きます。与えられた仕事しかやらないというのは、学生のアルバイトと同じ。すごくもったいないです。組織に属する社会人なんだから、空いた時間で事務処理の効率化を考えたり、ミスを減らす方法を考えたり、勉強すべきでは。

 それから、ちょっとキツイ言い方ですけど、ほかのチームにもお手伝いを断られるのは、この人には任せられないと思われているからかも。だから、まずは自分の持ち場で仕事を探してみることですね。普段の仕事でも目標やテーマを決めてやってみると、きっと気づくことがあるはず。そして一つ気がつくと、どんどんいろんなことに気がつくようになる。星だって、最初は一つしか見えないけど、目が慣れてくるとものすごい数が見えてきますよね。あれと一緒。必ずきっかけがあると思います。

 与えられた仕事だけをするのは“job”。でも、もっとクリエーティブに“work”する、ということです。自分が思っている以上に、チームの中にもっと創造の余地があるはず。ただ見えていないだけ。今のままでいいと思っていないのだから、きっと問題提起できると思います。

お昼はいつも決まったメンバー。でも、他人の悪口や批判が多くて、うんざり。抜けたいのですが、今度は自分の悪口を言われるかもと心配に。どうすればよいでしょうか?
悪口や批判はカラダに毒。勇気を出して、この人間関係から脱出を。会社以外の居場所も見つけて

 アドバイスとしては二つあります。一つは、勇気を出してこのメンバーから外れることです。悪口とか批判というのは、自分で言わなくても、聞いているだけでものすごくカラダによくない。よく、たばこの煙でも、吸っている本人よりも周りの人に影響があると言いますよね。あれと同じだと思うんです。だから、“買い物があるから”とか“友達が近くまで来てるから”と言って、少しずつ距離をおいていくこと。自分からアクションを起こして、この環境から脱出することですね。

 もう一つは、会社以外の人間関係をつくること。会社の人間関係しか知らないと、そこでトラブルがあったら逃げ場がない。でも、習い事や地域での友達がいれば、“こっちでは大丈夫”という逃げ場が持てるんです。

 私自身も、仕事の人間関係以外に、ダンスチーム、小学校のママ友達と、いろいろチャンネルを持って切り替えています。例えば、仕事に煮詰まっているときでも、ダンスに行くとスカッと気分転換できる。そこではもう“上大岡トメ”ではなく、一人の ダンサーなので(笑)。こんなふうにチャンネルを持っておくと、すごくラクになると思いますよ。

上大岡トメさん
上大岡トメさん
1965年東京生まれ。東京理科大学卒業。一級建築士。建設会社勤務を経て、イラストレーターに。結婚後29歳のとき夫の転勤で東京を離れ、現在、山口県宇部市に中1女子、小5男児、夫との4人暮らし。32歳でヒップホップダンスを始め、34歳で始めた柔道は初段。エアロビクス、ジャズダンスもこなす。昨年出版された「キッパリ! たった5分間で自分を変える方法」(幻冬舎)は100万部突破のベストセラー。トメさんの長男をモデルにしたコミックエッセー「しろのあおー小学生に学ぶ31のこと」(飛鳥新社)、webちくまでの「これでも“かーちゃん”できてます!」連載も好評

http://www.chikumashobo.co
.jp/new_chikuma/index.html
上大岡トメさんの最新刊
スッキリ! たった5分間で余分なものを、そぎ落とす方法
11月13日(日)発売予定
「スッキリ! たった5分間で余分なものを、そぎ落とす方法」(幻冬舎)
ベストセラー“キッパリ! たった5分間で自分を変える方法”の第2弾。簡単に役立つ“スッキリ”の技が満載の一冊
ふくもの
11月下旬発売予定
「ふくもの」(小学館)
ふくふく堂と共著。ちまたでウワサの幸福を呼ぶ商品を紹介。書き下ろしの漫画も満載です
シティ読者への メッセージ
頑張り過ぎずになりたい自分をイメージして

 「今の若い女性たちを見てると、あまりにも他人の評価を気にし過ぎると思うんですね。特に仕事を持っていると、仕事もプライベートも“よく見られたい”と頑張り過ぎる。でも、全部完ぺきにやるのはムリ(笑)。自分がいい、ダンナもいい、子どももいいって思っているんだったら、それでいいと思います。

 女性って、結婚・出産・育児で、環境や人間関係が変わることが多いですよね。でも、“40歳になったらこうなりたい、50歳になったらこうなりたい”というふうに長期的なゴールを持っていれば、子どもが3歳ぐらいになるまでのガタガタの時期も乗り越えられると思うんです。

 ぜひ、長期的な視野で、夢や目標を描いてみてほしいですね」

撮影協力/洋食店「Qui」
TEL:03(3341)1814