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読書の秋
2006.10/4 更新

 絶対に、本は読むことができるときに読んでおいたほうがいい。なぜかというと、本はいろんな世界を見せてくれる。いろんな言葉を教えてくれる。ボキャブラリーも増えるし、発想力も豊かになる。ジャンルなんて問う必要はない。自分が書店で見て「面白そう」「読みやすそう」と思うもの、ピンとくるものを読めばいい。何も気合を入れて「読むぞー」と身構えなくてもいい。

 もともと私は本が好きだった。理由は、小・中学生のころの私は、友達をつくるのが下手で、結構ひとりぼっちだったから。あまり遊んでくれる人がいなかったので、本に走っていた。意識して読むようになったのは大学生のころ。当時好きになった男性が、「僕は幅がある女性が好き。やっぱり、いろんな本を読んでいる女性はステキだと思うな」と言った。単純な私、彼に好かれたいために、彼が推薦する本を山ほど読んだ。ドストエフスキーから、スタインベックまで、それまでの私には考えられないようなものまで、読みあさった。彼には見向きもしてもらえなかったけれど、そのときに読んだ本は私の血となり肉になったような気がする。いろんな人との話題が広がった。

 できるビジネスマンや経営者は、本が好きな人が多く、たくさん本を読んでいる。そんな人たちが、自分の読んだ本の話などをしているときに、知らなければつまらない。たまたまその本を読んでいたりすると、「知ってるの?」などと話が広がることって結構ある。せっかく、読書の秋。ちょっとだけ読書にトライしてみたら?

大谷 由里子
大谷 由里子
(おおたに・ゆりこ)
吉本興業で、故横山やすしのマネジャーを務め、宮川大助・花子などのタレントの売り出しにも成功。結婚退社の後、ベンチャー企業を立ち上げ社長に。現在は、「感じて、興味をもって、動く人づくり」をテーマに(有)志縁塾の代表を務める