研修でよく「HOWで考えてみる」ということをやっている。大抵の人はいろんな問題を抱えて生きている。その問題のひとつひとつを「どうやったら解決できるだろう?」「どうやったらうまくいくだろう?」と考えるクセをつけるトレーニングである。問題なんて、すぐに解決するもんじゃない。ただ、逃げずに「HOW」で考えていると、突然、霧が晴れるように解決策が見つかることがある。
知識や経験は自分の中の点である。そして困ったとき、問題にぶつかったときに、「HOW」を繰り返していると、突然この点と点が線になって、面になって、立体になる瞬間がある。この瞬間が、霧が晴れた状態である。そして、点である知識や経験があればあるほど、霧が晴れてくれる確率が高くなる。だからこそ、学びや体験が必要。
かつて働いていた吉本興業では、「HOW」で考える文化があった。「どうやったら視聴率が上がるか」「どうやったらタレントが売れるか」「どうやったらイベントに人が来てくれるか」…。とにかく日々「HOW」だった。時には飲みながら、時にはお菓子を食べながら、楽しくみんなで「HOW」を考えていた。この「HOW」で考えるクセをつけてもらったこと、楽しさを教えてもらったことにとっても感謝している。だからこそ私は、「HOW」で考えるセミナーをしている。「○○のせいでこうなった」とか「なんでうまくいかないんだろう」とぐちぐち悩んだり文句を言ったりしているよりも、気分を切り替えてとことん「HOW」にこだわっていると、見えてくるものがあるはず。
|