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2005.3/30 更新
 コーチングのスキルで一番大切なのは、「引き出し合う」ということだと思っています。まさに、この連載もそうです。読者のみんながいてくれると思うから、一生懸命新しいネタを集めようとするし、「どんなことを書いたら面白がってくれるかなあ」なんて研究する自分がいます。まさに、読者と著者って引き出し合いなんですよね。
 だけど、私も人間です。「マンネリになってないかなあ」「一方的になってないかなあ」「飽きられたら寂しいなあ」なんて、時々どころか、しょっちゅう考えてしまいます。そして、一人で落ち込んだりしちゃうんです。
 そんな中で、とってもうれしい出来事があったんです。コーチングとあまり関係ないかもしれないけど、どうしても書きたくて書きます。ごめんなさい。実は、ある単行本の取材で法律事務所で働く女性と会ったんです。その女性も全く、私だと思ってなかったみたいなんですが、突然、「ひょっとして、シティリビングの大谷さん?」という話になったんです。「そうですよ」。ここまでは、まだ、よくある話。
 彼女、自分の手帳に私の連載を切り抜いて貼ってくれてたんです。これだけで、単純な私は、ちと、うるうる状態。ほんとにうれしい日だったんです。
 つくづく、人は引き出し合いです。私は、この日に、一人のシティの読者の女性にほんとに引き出されました。やっぱり、中途半端に生きちゃいけないよな。どんな原稿もどんな研修も本気でぶつかり続けなければいけないな。と、あらためて考えさせていただきました。
大谷 由里子
大谷 由里子
(おおたに・ゆりこ)
吉本興業で、故横山やすしのマネジャーを務め、宮川大助・花子などのタレントの売り出しにも成功。結婚退社の後、ベンチャー企業を立ち上げ社長に。現在は、生涯学習開発財団認定コーチ