| 「心機一転という感じ」。明るい表情でハッキリと言うのは、体操界のエース、塚原直也。3度目のオリンピックを翌年に控えたこの時期に見せる顔としては、かなりいい感じ、である。 |
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| チーム最年少で出場したアトランタ・オリンピックで個人総合世界12位になって以来、世界選手権でも最高2位になるなど素晴らしい成績をあげる塚原。メダル獲得へ日本の期待を一身に背負う形で迎えたシドニー・オリンピックでは、鉄棒8位のみという結果に終わっている。その後ケガをしたり、コーチを付けずに練習をするようになって、「なんかズレてきた」と精神的にも低迷。昨年は目立つ結果を残していない。 |
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| 体操をやっていこうと決めた小学5年のときから中学3年まで、中国人のコーチに中国体操をみっちり習う。その後、ロシアからオリンピック優勝の経験があるアンドリアノフに、高校1年からシドニー・オリンピックまでの長期間、ロシアの体操を仕込んでもらうことに。結果的にそれが塚原が世界レベルに到達した要因となる。現在、世界のトップである中国と、同じくトップレベルのロシアの体操の基礎をしっかり身に付けることで、国内で突出したオリジナリティーのある選手となった。 |
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| 「最近は、ルール的なこともあって、演技がみんな一緒になってきているんです。だから違った自分を出したいと思って」 |
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| 国内のレベルも上がり、個性が突出しにくくなっている今、“特別な存在になりたい”と塚原は言う。それにはやはり技。難しい技を組み合わせるなど、新しい高度な技が必要となる。 |
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| 「常に頭の中でイメージしていて、徐々に固めていく。それが段々実現していくって感じです。今年はどんどん出していきたい」 |
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| 今が充実した時であるとはっきり伝わる、力強い発言。ただし気負いはなく、ごく自然に…。
「リスクはありますけどね」と笑顔を見せた。 |
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| 昨年末から父・光男が付いてくれるようになった。「本当に体操を分かっているコーチじゃないと気付かない、わずかなズレを直してもらえる」。この手ごたえが、悩みから抜ける手助けとなり、“心機一転”につながった。来年に向け、明るい光が確実に見える。 |
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