| 松本徹が間近な夢としてあげたのは、アスリートなら誰もが憧れるオリンピック出場。2004年はアテネ大会の年であり、今年はその予選の年となる。「今年一年で、後の(選手)人生が決まると言えるくらいですね」と語る松本の表情は明るい。昨年、日本ランキングを4位まで上げ、世界大会のための合宿にも選ばれて、まさに波に乗っている状況が、その表情に表れているのだろう。 |
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| 昨年後半からグングン調子を上げてきているのには、理由がある。6月のアジア大会選考会で落ちたことが、大きな要因となった。 |
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| 「出られると思っていたから、最後に負けて選考から落ちたときに、このままじゃダメだと思いました」 |
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| そして生活を、考え方を変えた。同世代の友達と同様、遊びたい盛りだけれどセーブしたり、好きなものを我慢してみたり。 |
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| 「ちょっとしたことがプレーに出てくるし、伝わるんですよね。だから自分は好きなものを我慢することで、心・技・体の“心”を鍛えることにしたんです。こんなにやってるんだから負けられないと思う、相手よりは“やっている”と思うことで、粘るモチベーションが出るようになった」 |
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| 性格は負けず嫌い。例えば、「前に、日本がシドニーオリンピック出場を決めたサッカーの試合を見に行ったとき、こんな大勢の前で試合ができたりオリンピックに行けるチームに対して、くやしいなと思ったりしましたね(笑)」。 |
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| 松本自身、ようやくオリンピック出場の権利を手に入れるチャンスが来た。それには今年予定している海外での試合経験が大切になる。「世界での大会に出してもらえるのは大きい(経験)と思うんです。それは謙虚に受け止めています」。アマチュアはみんなのサポートがないとできない。だから自分が活躍することでみんなに喜んでほしい―そんな謙虚さを兼ね備えるところが、彼の大きな魅力。 |
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| あらためてバドミントンの魅力について聞くと、「スピード感」と答えた。「スマッシュは時速300km出ることも。こんなスピードが出るのは、ほかの球技ではないですからね」。スマッシュやフットワークのスピードという持ち味を生かして、彼はきっとチャンスをつかむ。 |
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