| 世代交代―どんなスポーツでもベテランと若手の攻防が、スポーツ自体を盛り上げる材料になる。昨年12月に行われた卓球の全日本選手権では、男子シングルスでその攻防がうかがえた。初の決勝進出を果たした木方慎之介は、準々決勝でこれまでなかなか勝てなかった大ベテランの偉関晴光との大接戦を制し、その勢いに乗り日本のエース、松下浩二と対戦。打ち合いを得意とする攻撃型の木方と、守備型の松下との一戦はラリーが続き見応え十分だったものの、結果は松下の勝利。あと一歩のところで頂点を逃した。「先輩の松下さんといえども、守備型の選手に負けるのがくやしい」と、目の前に全日本チャンピオンのタイトルが見えていただけに、手応えとくやしさが入り交じる。 |
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| 長年、男子卓球はベテランが引っ張っている時代が続いている。木方も「僕らの年代ががんばらないといけない」と、世代交代への意識は高い。そんな木方が躍進するチャンスが今年はめじろ押し。2月のアジア選手権、5月の世界選手権である。「まずは代表メンバーにならなければいけませんが、その2つは出場したいですね。国内ではある程度実績を出していますが、世界での実績がないので、そろそろ活躍しないと」 |
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| 普段は、この人が日本のトップレベルの卓球選手!?と驚くほど、スリムでやさしく穏やかな雰囲気の木方。「人当たりがいいとかガツガツしていないと人から言われますね。負けず嫌いではありますが(笑)」 |
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| 今年、世界レベルの大会で活躍したら、その先の夢はオリンピック出場。そして世界大会での表彰台に立つこと。もちろんそのために、バックハンドの強化や精神面を鍛えるなど課題もある。自らに必要なことを理解しつつ、目標に向かって一歩一歩。彼には確実に上にあがる階段が見えているに違いない。 |
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