今週のシティリビ!

イマ旬スポーツマン
運動神経の良しあし以外で
勝つ可能性がある、それがテコンドー
テコンドー 新見能弘 (テンプスタッフ)
■プロフィル
あらみ・たかひろ。1974年1月24日生まれ。
身長187cm、70kg。城西大→テンプスタッフ
■テコンドーの試合予定
7月16日(火)〜19日(金)
ワールドカップ 東京代々木第二体育館


 テコンドーの基本は足技である。気合の入ったかけ声とともに瞬時に繰り出されるキック。相手の胴につけられたプロテクターにうまく入ったかどうかは音で判断するしかないほど、そのスピードは速い。そして響く音の迫力は相当なもの。4月に行われたアジア選手権でライト級の日本代表になった新見能弘は、明るい表情で語る。
 「骨折は何回もしています。でも痛みは慣れてくるし、回復も年々早くなっているんですよ。怖いという意識はないけれど、前にアジア選手権でイランの選手と対戦して手も足も出なかったときに、“殺されるかも”と思ったことがありましたね(笑)」
 腰より上を、足(くるぶし下)とこぶしで攻撃するテコンドーは、当然長身の選手に有利となる。足の長さは、“リーチが長い”のと同じ。攻撃しやすいし、相手から狙われる部分も限られてくる。スラリと背が高い新見は、その資質は十分ながら、「運動神経は実はあまり良くない」と言う。
 「テコンドーは相手との駆け引きによるところも大きく、運動神経の良い人だけでなくどんな人でも勝つ可能性があるところが好きです。特に相手の体全体の動きを読みながら、試合を組み立てるのが得意です」
 
 テンプスタッフで人事の仕事をしながら、平日は週に2度夜に練習。もちろん練習のない日は遅くまで残業もこなし、社内ではムードメーカー的な存在として人気者である。両立は大変では?と聞くと、「好きなことをやっているんで」と笑う。「両方あることでバランスが取れている。仕事もテコンドーも両方がんばりたいですね」
 技、体力、経験ともピークに近づきつつある今、2年後のオリンピックも含めて、国際大会に出てメダルを取ることが、新見にとっての目の前の夢である。
 
SPORTS TOPICS テコンドー編
  世界テコンドー連盟の加盟国は166カ国、競技人口は世界で5000万〜6000万人といわれ、欧米でもかなりのメジャーな競技となっているテコンドー。空手が盛んな日本では愛好者を含めて競技人口は1万人ほどだが、シドニーオリンピックで岡本依子が銅メダルを取ってから、知名度と人気が高まっている。本場・韓国に近いなど、選手の強化には良い環境的条件もそろう。
 試合は3分3ラウンドで、試合終了時に得点が多い方が勝ち。同点の場合は主審の判定により決定。選手の攻撃に対し、3人のジャッジのうち2人が有効と判定すれば得点になる。空手と違うのは、腰から上しか攻撃してはいけないこと。「足でやるボクシング」とも言われ、スピードと技の派手さ、足の連続技などが見どころ。



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