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この人に会いたい
映画の“周治”とお笑いの“轟さん”
一体、ホントの自分はどっち…?
   宮 迫 博 之
[2003年9月5日号]
宮迫博之
★ プロフィル ★
みやさこ・ひろゆき。1970年3月31日、大阪府生まれ。1989年5月「雨上がり決死隊」として、蛍原徹とコンビを結成。その後、ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞などを受賞、バラエティー番組で活躍。個人として「救命病棟24時」、「東京ラブシネマ」など多くのドラマや映画「13階段」、舞台に出演。また山口智充と「くず」として音楽活動も展開。現在TV番組は「水10!ワンナイ」(フジテレビ系)など、舞台はルミネtheよしもと「7じ9じ」にレギュラー出演中。「蛇イチゴ」は9月6日(土)から渋谷シネ・アミューズなどでロードショー。
★ 今週のインタビュアー ★
小林さん
「テレビで見るよりもすごくカッコイイですね!」と、貴重な機会に感激の小林さん
文/柏木直子(M2Company) 撮影/齋藤ジン
 平凡な家庭を舞台に淡々とした映像で、最後に善と悪の逆転劇を描く。そんな、ひとクセある魅力的な映画「蛇イチゴ」で、いい加減なのに憎めない、口八丁手八丁の放蕩(とう)息子・周治を演じた宮迫博之さん。周治について、宮迫さんは「どれが本心なのか分からないヤツ。全部ホンマでもあるし全部ウソでもあるような。あの役は限りなく宮迫です」と言います。
 今回だけではなく、「ドラマや映画でのお芝居は、全部僕自身」なのだそう。「作って演技したり、“役になりきる”ほど器用じゃないので、役の中の一部分が、絶対にどこか自分なんです。そういう意味では、よっぽどコントの方が芝居してますよ。だって、どう考えたって、明らかにコントの“轟さん”は現実では不自然でありえない存在でしょ?(笑) あれこそ、なりきりの演技」
 彼にとっての映画の魅力を聞くと、「映画のフィルムの映像が大好き。テレビは何か音がないと間がもたないけど、映画のフィルムって、何も音がなくても映像だけで表現できる。その中に自分がいるのはとても快感でした」
 役者として引っ張りダコだが、「自分はあくまで“お笑い芸人”」と言い切る。
 「本職は芸人。だから役者の世界でヘタクソと言われても気にならないし、緊張もしない。でも芸人の世界の先輩には絶対に嫌われたくないって(笑)。僕の緊張感が全く違うんですよ。芸人・宮迫の派生として、役者や音楽の宮迫があるので、ほかの役者さんや歌手の方に悪いような気がして、“僕、役者やってます”なんてとても言えません」
 最近の唯一の趣味は、ジッポ集めだとか。100個ほどの中から今日のお供は1940年代のモノ。「身の回りに、自分より年上のものってないでしょう? 僕より長く生きているのに“使える”なんて、尊敬します。ジッポって本当は“観賞する”ものなんだけど、使ってやらなきゃかわいそうだと思ってね。タバコをやめようと思うんですが、ジッポのためにやめられない(笑)」
 さて、ここで読者の小林麻衣子さんから宮迫さんへ質問。
小林 どんな映画が好きですか?
宮迫 出るのと見るのとは違って、見るのはヒネリのあるものよりハッピーエンドものが好き。そうじゃないのに感動したのは「カッコーの巣の上で」。
小林 お休みの日は何をしていますか?
宮迫 家族で水族館に行ったり…普通ですよ。家にいるときにはなるべく子供と一緒にいたいし。(相方の)蛍原のプライベートは全く知らないですね。
 芸歴15年で中堅的存在の宮迫さんだが、「“永遠の若手”って言い張ろうと思って、後輩には対等に“兄さん”て呼ばせています」
 その“若手パワー”でますます活躍しそう。目が離せません!
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