この人に会いたい
いい仕事とオフのバランスが大切
優しい笑顔の中の熱い一面
   加 藤 晴 彦
プロフィル
かとうはるひこ。1975年5月13日、名古屋市生まれ。O型。1994年、ドラマ「アリよさらば」で俳優デビュー。以後、「アナザへヴン」「彼女たちの時代」「整形美人。」など多くのテレビドラマ、バラエティー、映画で活躍中。特に昨年公開の映画「AIKI」は2カ月たった今も話題作。現在、ドラマ「刑事★イチロー」(TBS系水曜午後10時から)のほか、「あいのり」「動物奇想天外!」などにレギュラー出演中。
取材・文/柏木直子(M2Company) 撮影/斎藤仁史
今週のインタビュアー
田中さん/「質問に答えてくれる真剣な表情にドキドキしました」

 「この仕事(俳優)に就いて一回はやってみたいと思っていた」という刑事役をドラマで熱く演じている加藤晴彦さん。「誰でも子供のころに、印象に残っている刑事ドラマが必ずあると思うんですよ。それが僕はやっぱり西部警察。ロゴの入ったピストルを買ってもらいました。本当は、ライフルの方が欲しかったんですけどね(笑)。だから今、自分が刑事役をやってるのがとても不思議です」
 刑事に事件はつきものだが、加藤さん自身にとっての最近の“事件”は、「大好きないも焼酎を飲む時間がないこと」「僕にとっては大きいことなんです(笑)。もちろん仕事も大事ですけど、僕としては、オンとオフのバランスを大切にしたいんです。必ずしも、仕事をしていればいいというものではなくて、いい仕事をして、いい自分の時間もあるからこそ、またいい仕事ができる。仕事も、質より量をこなさないといけないこともあるかもしれないけど、スイッチをずっと“オン”にしたままだと振り回されて自分を見失ってしまいそうなんで、僕は意識的にバランスを保とうと思ってるところがありますね」
 “休みが欲しいからこそ、きちんと仕事で結果を出す”が加藤さん流。「つらいときはごほうびを想像する。小さい子と一緒ですよ。休みが欲しいなら、引き受けた仕事はテレビでも映画でもしっかり結果を出そう。その代わりにちゃんと休みもくれるんだろう、という気持ちです。しっかり結果も出さずに適当に仕事して、“休みなんかやれるか”って言われないために、自分の中での勝負というか、筋(すじ)ですね」
 “筋道が通っていないことが一番許せない”と、ソフトな風ぼうからは意外なほど、熱く男っぽい一本気なコメントが。そんな気性は現在放送中の刑事イチロー役ともダブる。今回、緊張感ただよう撮影現場に、シティ読者の田中さんが潜入した。
田中 毎日寒い中での撮影ですが、健康管理はどうされているのですか?
加藤 野菜を取るように心がけてます。「あかん」と思ったら寝る前に風邪薬を飲みます。とっとと処置しないとね。
田中 もし休みが取れたら何を一番したいですか?
加藤 南の島に行って、身も心もダラーッとしたい。神経を使わなくていい所ならどこでもいいです。
田中 好きな言葉や座右の銘(めい)はありますか?
加藤 しいて言えば「今」かな。先のことをあれこれ考える暇があるなら、今この一瞬一瞬を大事にしたい、と考えてます。
 憧れの福山雅治さんとはいまやすっかり飲み仲間。昔は緊張しすぎて話せなかったが、今は日々の緊張をお互いほぐし合えるいいひとときなのだそうだ。友人とも仕事仲間とも人間同士の付き合いを大切にする、そんな彼の熱い内面を見た気がした。


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