| コーチングには、「エッジを利かす」というスキルがある。簡単に言うと、「いつも褒めるだけではなく、言わなければならないときは、きちんと言うことも必要ですよ」ということである。 |
 |
| 例えば、グチばかり言っている人がいるとする。コーチングの結果、その人が「グチばっかり言っててもダメだわ」と気付いてくれたらいい。でも中には、いつまでも、グチを言い続ける人だっている。そんなときに、「もうグチはやめましょう」と言うことも大切である。このスキルを使う場合は、相手との信頼関係があるとか、「相手を怒らせても仕方ないかもしれない」くらいの覚悟が必要だったりする。 |
 |
| 私は自分のことを、一生懸命ではあるけれど、そんなに優秀なコーチだとは思っていない。 |
 |
|
 |
| そして、社長であって、プロデューサーである以上、相手を褒めてばかりはいられない。だから、クライアントを怒らせたことだって数多くある。 |
 |
| “彼”は、建築家だった。すごく才能もあるし、センスもあった。でも、彼の話を聞いていると、恋人同士が欲しい空間を分かっていない気がした。彼の言う「カップルのために…」がずれていた。で、私は思わず聞いた。 |
 |
| 「恋愛してないんじゃない?」「5年くらい」「じゃあ、恋愛している人の気持ちなんて分からないんじゃない?」。エッジを利かしてしまった。 |
 |
| 私は、恋愛している人の気持ちをリサーチしてほしかっただけだけど、この一言で、二度と連絡をくれなくなってしまった。私は、彼のことも大好きで本気で応援していたのに。 |
|