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この人に会いたい
ありきたりな毎日の積み重ねに
その人なりのストーリーがある
2004.10/13 更新
河口恭吾

今週のインタビュアー
City クチコミ NET WORK
今週のインタビュア

奥田さん
テレビで見るよりも笑顔が優しい感じで、撮影中もいろいろ話しかけてくれたのがうれしかったです!

 昨年暮れに発売されたシングル「桜」が有線からじわじわと火がつき、一気にブレークを果たした河口恭吾さん。9月23日にはアルバム「日々燦々(さんさん)」が発売された。
 「アルバムからのリードシングルとなった“水曜日の朝”は、“日常”がテーマなんです。ありきたりな毎日の積み重ねこそが、生活であったり人生であったりするんじゃないのかなというのと、そこに目を向けたときに、昨日と同じように見える今日だけど変化はちゃんとあって、その人なりのストーリーがあるっていうところを歌に書きたいなって思ったんです。もちろん、楽しいことばかりじゃなく、悲しいことも含めてなんですけど、平凡って実は幸せなことなんだよなって。そんなことを考えながら曲を作っていくうちに、自然と“日々燦々”というアルバムタイトルが出てきました」
 そんな河口さんの歌にはどれも、シンプルで分かりやすい言葉が並ぶ。「最小単位の言葉数でも、その行間に何か感じることができるのが日本語の美しいところだと思う。それに、たくさんあることより、いいものがひとつあることの方が大切かなとも思っているんです」
 また、現在はアルバムの発売を受けてのツアーの真っ最中。その前には一風変わったライブも行った。「ラジオの招待ライブなんですが、マイクを使わない弾き語りライブなんです。肉声と生のギターの音だけで、息つぎとかの音も聞こえるくらいの距離感なんですよ」。普段のライブでは、ピアノとギターのアコースティックな感じのバンドが多く、進行中のツアーもほぼその編成でいくのだそう。

 ここで、自身もドラム演奏を趣味とするシティ読者の奥田さんからこんな質問が。

奥田 河口さんはギターやピアノで曲を作っているそうですが、ほかの楽器をやってみたいと思いますか?
河口 ピアノをちゃんとやりたいんですよね。それこそ、ジャズのスタンダードとか弾けると、カッコいいじゃないですか。教室にも通おうと思っていたんですけど、急にどか〜んと忙しくなっちゃって。入会金は払ったのにおしまいみたいな(笑)。
 話しながら感じる気さくで柔らかな物腰に、この人が「桜」をはじめとするこれらの歌を作っているということが素直に納得できてしまう。そんな河口さんの抱く、シティ読者世代の女性観は? 「同世代の僕から見ても、みんな生き生きしていると思うんですよね。楽しむことのコツみたいなものを知ってるなという。胸を張ったかっこいい30代を目指してほしいですね。若い男とかだましまくっちゃうような(笑)」
河口恭吾
プロフィール
河口恭吾
高校卒業後シンガーを目指して上京、都内のライブハウスやストリートを中心に活動する。2000年シングル「真冬の月」でデビュー。2003年、アルバム「STARS FROM DECADE〜輝ける星たち〜」に収録された「桜」がラジオCMで使用されると問い合わせが殺到。同年12月10日にシングルとして再リリースし、日本有線大賞有線音楽賞を受賞。現在は、「LIVE TOUR 2004 走れ、十月の息子」の真っ最中。東京公演は、11月26日(金)に渋谷公会堂。問い合わせは、ディスクガレージTEL: 03(5436)9600へ。

■公式HP

http://www.miraclebus.com/
kyogo/

取材・文/池上尚志 撮影/渡邉誠 スタイリスト/坂本達彦 ヘアメイク/白石義人

トスカーナの休日
「日々燦々(さんさん)」3059円(ワーナーミュージック・ジャパン)