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この人に会いたい
いただいた役を大切にいかに演じるか
今回の舞台の面白さは保証します!
2004.8/25 更新
佐々木 蔵之介

今週のインタビュアー
City クチコミ NET WORK
今週のインタビュア
工藤さん
舞台やテレビで見ている憧れの人とこんなに間近で話せるなんて感激でした。聞きたいことはもっといっぱいあったのに、緊張しすぎて忘れちゃいました

 どんな役もまるで自らの素のように演じているように見える佐々木蔵之介さん。「大学時代に演劇サークルに入ったのが、演劇を始めたきっかけ。それまでは、人の前に立つタイプでもなかったし、演劇を見ていたというわけでもなかった」。今や話題のドラマに欠かせない役者だが、話していると素朴な素顔がのぞく。「大学を出て、初めは会社勤めをしながら演劇を続けて。周りに支えられて、いい役に巡り合えてここまで来た。今まで役を選んだことはない。与えられた役をひとつひとついかに演じるのかが大事」という言葉に、それぞれの役に対する深い愛情が感じられる。

 10月から始まる舞台「新・明暗」は、夏目漱石の未完の長編「明暗」を現代劇に仕立てたもので、2年前の舞台の再演。「再演は、前回みなさんが見て、喜んでもらえた結果できることなのでとてもうれしい。漱石というと、“難しそう”と思う人も多いと思うのですが、この舞台はとにかく笑える! タイトルや漱石に惑わされず、そこを見てほしい。演じる津田ははっきりいって僕の地。“痔(ぢ)”(津田は悪化した痔に悩んでいる役どころ)と“地”をかけているわけではないですが…。すごく入りやすい舞台なので、演劇初心者の人にもぜひ見てほしい」と、舞台の楽しさは保証済み! ここで「佐々木さんの舞台は何度も見ていて大好き」という読者の
工藤さんが、佐々木さんに質問を。

工藤 前回の「新・明暗」を見てすごく面白かったので、今回も楽しみにしていますが、初演との気持ちの違いなどはありますか?
佐々木 どの役にも思い入れはあるけれど、この津田という役は、ほかの役者には渡さない、僕のものという気持ちが強い。初演と変わらず、一から、いやゼロから新しいものを作り上げていこうという気持ちです。
工藤 ドラマでもすごく活躍されていますが、ドラマと舞台の違いってありますか?
佐々木 連続ドラマには、当の役者も結末を知らされず、いつも新鮮に演じられる楽しみがある。舞台はダイレクトに反応があるのが楽しい。“あいつ寝ているな”とか、客席も結構見ていますよ(笑)。やっている中で、お客さんの反応などで日に日に変わるのも面白さかな。
 自然体で飾らない素顔、それでいて脇でもメーンでも個性がキラリと光る彼の演技に、これからも期待したい。
佐々木蔵之介
プロフィール
佐々木蔵之介
ささき・くらのすけ。1968年生まれ。京都府出身。関西の人気劇団「惑星ピスタチオ」に立ち上げからかかわる。NODA-MAP「半神」やパルコ劇場「Vamp Show」、新橋演舞場「おはつ」など、おもにプロデュース公演で活躍。最近は「白い巨塔」「離婚弁護士」などの話題のテレビドラマに出演し、注目を集めている。現在は日本テレビ系列木曜午後10時から放映のドラマ「ラストプレゼント」にレギュラー出演中。10月22日(金)からは舞台「新・明暗」に出演

文/シティリビング編集部 森淳子
撮影/宮田知明

新・明暗