そろそろ読書の秋!
うちの子は絵本が大好きらしく、絵本をめくっては読んでいるような仕草をしてます。(絶対に読めないはずですが、、、)そして僕の所に持ってきて、はいこれ読んでと絵本を差し出すのです。そして僕が『のんたんのたんじょうび!はじまりはじまり』と大きな声を出して読み始めると大喜びではしゃぐのです。しかしこれが永遠繰り返される訳ですから大変です。だいたい一回目は奇麗に読んであげて、2回目、3回目と繰り返すうちに話しを端折る僕です。最後の方は『はい、おしまい』で終了してます。だんだん短くなる事に疑問を感じできたのか?本棚からエソラとかいう妻の分厚い小説の単行本を取り出してきて自身満々にどうだこれならたっぷり読めんだろ!と差し出すのです。むむ我が息子ながらあっぱれじゃ!よし頑張って読むか『エソラのはじまりはじまり!』と大きな声で叫んだものの『読めるか!』と一才前の息子につっこみをいれる僕です。何が面白かったのか頭をがんがん前と後ろにふりながら息子は笑ってます。しかしまあ折角持ってきてくれたのだし、読み切り小説の単行本だったので読んでみる事にしました。しかしこの中にあった渡辺 球と言う人が書いた『俺たちの宝島』という小説がめちゃめちゃ面白くて感動してしまいました。内容は多分近未来、今でいう負け組の人達が東京からのがれ、人工的に作られた島に移住する設定で、この島は国から見捨てられたゴミの島です。今では不法投棄の温床になっているような普通の人間なら絶対に立ち入らない別世界のお話です。しかしそこに移住した人達の中に子供ができ、彼らは普通の世界を知らず、そのゴミの世界の中だけで生きているのです。ゴミの中から価値のありそうな物を見つけては、外の世界のパイプ役となっている人(買売人)にそれを食料に交換してもらうと言うその日暮らしをしているのです。しかしそれが当たり前の彼らはなんの不満を持つわけでもなく暮らしています。しかしその世界に外の世界から文明が入ってきて、状況はどんどん変わっていきます。組織を作って階級社会を作ろうとする者、金という存在を知り亡者になっていくもの、、、、、、、
なんだか現代を例えているような奥深い小説でした。僕の説明では全然伝わらないと思いますがそろそろ読書の秋ですしよろしければおすすめです。
『べろなし』これも渡辺 球さんで面白かったです。
2008年09月06日 15:38
