美容医療&エステ用語解説Note

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「美容医療&エステ用語」解説Note
 “ずっとキレイでいたい”“年齢に負けたくない”…。いつの時代も自分自身を磨きながら、美を追求し続ける女子たち。 そんな飽くなき欲求を叶(かな)えるべく、日々進化している美容業界。中でも美容外科・皮膚科などが施す美容医療と、次々に新しい施術法が生み出されるエステティックの現場は、めまぐるしく変化しています。そこで今回は最新の美容用語から、今さら聞けないエステの施術用語まで、数々の女性誌で執筆する美容ライター・三輪順子さんに解説してもらいました。





用語解説 美容医療編

ニンニク注射
 ニンニク注射といっても、ニンニクエキスを注入するわけではありません。ビタミンB1を中心とした静脈注射で、施術後にニンニクのような臭いがすることから命名されたといわれています。主に全身疲労や筋肉痛、スポーツ後の肉体疲労や飲酒後に効果をもたらし、芸能人やスポーツ選手に愛用されています。ちなみにニンニク注射に混入される成分は、クリニックによってさまざま。数種類のビタミン、またはプラセンタを入れたものなど、それぞれの体調や予算に応じて配合を変えることができます。


フォトフェイシャル
 IPLという特殊光を肌に当てて、肌の再生を促す最新の美容マシン。レーザーとは異なりとてもやさしい光を当てるので、痛みはほとんどなく、麻酔の必要もナシ。美容医療に新たな風を吹き込んだ画期的なマシンです。施術法は肌全体にフォトフェイシャルをまんべんなく照射。時間は20分前後で終了します。メラニンや毛細血管など、肌内部のトラブルにダメージを与えつつ、繊維芽細胞の働きを活性化させるため、しみ・そばかすなどに効果を発揮。また肌表面にダメージを与えないため、施術後すぐにメイクもOKです。1回では劇的な効果は得られず、継続して施術を受けることが望ましいとされます。


ケミカルピーリング
 ピーリングとは古くなった角質を除去して、肌の新陳代謝を促し、美しい肌の再生を目指すための美容法。さまざまな方法がある中で、最も効果を期待できるのがケミカルピーリングです。グリコール酸や乳酸などの化学反応で肌の新陳代謝を促進。凹凸の少ない、なめらかな肌へと導きます。毛穴の皮脂詰まりや角栓を除去するため、にきびの予防にも◎。施術は肌に酸を直接塗布し、肌表面の角質を溶かす簡単なもの。施術後すぐにメイクをすることが可能となりましたが、肌の赤みが引くのは約1日後。また代謝が活発になるため、施術から1週間は、保湿をしてもカサカサ肌が続きます。


イオン導入
 体に微力な電流を流し、水溶性の薬物を皮膚内部に導入する方法です。水に溶けるとマイナスの電荷を帯びるビタミンC誘導体と微力の電流の反発力によって、肌の深部まで有効成分を浸透させます。ただし、浸透させることができるのはビタミンCやプラセンタのような分子の小さな成分。コラーゲンなどの巨大分子を浸透させることはできません。施術は専用の機械を使い、肌に電流を流した状態で有効成分の入ったシートパック等を肌の上に乗せるだけ。最近は自宅で行えるイオン導入器も数多く出回っています。


ケーブルスーチャー
 こめかみリフトでは引き上げることのできないほうれい線や下まぶたのたるみなど、頬前面のたるみを解消する美容外科手術です。こめかみを切開し、そこから糸に通したパッチを入れてたるみを引き上げる方法で、施術時間は3〜5時間程度ですが、施術後1週間過度な運動はNG。傷跡も1カ月前後は残ります。少々リスクの大きい手術ですが、3〜5年は効果を維持することが可能。また効果が薄れた場合は、中に通している糸を短くすることで、再びハリのある肌を維持させることができます。


プラセンタ注射
 プラセンタとは胎盤のこと。母体と胎児をつなぐ胎盤には豊富な栄養分が凝縮されていることから、この成分を肌の再生活動に代用したものがプラセンタ治療と呼ばれています。ただし、現代の美容医療で使用されているプラセンタは胎盤そのものではなく、有効成分だけを抽出したもの。主な成分は細胞分裂を促進させる成長因子で、注入することで肌全般の改善に効果的といわれています。週1〜2回の注入を継続的に行うのが理想です。


金の糸
 ケーブルスーチャーと同じく、顔の内部に糸を通してリフトアップを狙う美容医療ですが、パッチで引き上げを行うのではなく、皮膚の真皮層に24金を入れて皮膚や筋肉細胞を活性させる治療法です。通常の異物は合併症などのリスクを伴いますが、24金の場合は真皮に入れた金の糸がコラーゲンや毛細血管を活性化させ、皮膚自らが若返りを始めます。この施術はたるみが生じる前に予防的に行うことでより成果を発揮するため、美意識の高い女性の間で話題に。当初は50万以上といわれていた費用ですが、最近は少しずつ安価になりつつあります。


PPP&PRP注入
 プチ整形に欠かせない、ヒアルロン酸やボトックスと呼ばれる合成物質は、時間をかけて徐々に肌内部に浸透するため、肌へのリスクが少ないことから高い人気を誇ってきました。しかし、ヒアルロン酸・ボトックス共にアレルギーを誘発させる毒性を帯びているという事実は覆せません。そこでこれらよりもリスクが少なく、かつ同等の効果を得られることで注目を浴びるようになったのがPPPおよびPRP注入です。どちらも施術者本人の血液を採取し、遠心分離でPPP=少血小板血漿(けっしょう)、PRP=多血小板血漿をそれぞれ抽出して、シワやたるみ等の気になる部分に注入します。PPPは即効性の高いダイレクトな治療法で、PRPは中長期的な肌改善に適しています。効果は3〜5年とヒアルロン酸やボトックスより長期有効なので、トータルで考えると費用はかなりおさえられます。


ほくろ治療
 ほくろの治療は切除後に縫合する外科手術と、レーザー治療の2通りがあります。外科手術の場合は5mm以上の大きなほくろを切除する場合に行われますが、縫合後しばらく糸を通しておかなくてはならないため、完治までに半年ほどかかります。一方、レーザー治療は部分麻酔をしてから、炭酸レーザーやQスイッチレーザーと呼ばれる美容マシンを使用してほくろ組織を分解。1カ月でほぼ完治するため、最近はこちらの治療を行うケースが増えていますが、大きなほくろや埋没したほくろは数回に分けて施術を行う必要があります。また部位によっては保険対象となる場合もあります。詳しくは医療機関に相談を。  


フラクセル
 フラクセルとは、フラクショナルレーザーを搭載した美容マシン。レーザーを出力するヘッド部分に細かい針が設置されていて、この針からエネルギーを通して凹凸のある表皮を肌内部から元通りに戻していきます。ニキビ跡でクレーターのようになってしまった肌には、最も高い効果が期待できる治療といわれています。かなり強い痛みを伴いますが、使い続けるうちに正常な肌状態へと近づけることが可能。


キレーション点滴
 汚染された環境の中で生活していると、体内に徐々に有害重金属が蓄積されます。これが疲労や不眠、肌荒れ、肥満、さらには情緒不安定などの症状を引き起こす原因に。このような症状が起こる前に、体内の有害重金属を排除するのがキレーションです。治療法としてはEDTAと呼ばれるキレート剤を体内に点滴するだけ。数回に分けて点滴を行い、1カ月〜半年かけて集中的に治療を行う必要があります。体の中からアンチエイジングしたい人には最適です。  


最新美容医療事情    これまでは美容医療=メスを入れる外科手術のイメージが強く、一般の人が行う医療にはほど遠いイメージがありました。しかし近年になって、フォトフェイシャルをはじめとした美容医療専用のマシンが数多く登場。メスを使わなくても美しくなれる医療術の知名度が高まりつつあります。この影響で、気軽に美容医療機関に足を運ぶ人が増えてきているのは周知の事実。さらに新薬の開発等で、高額を支払わずとも手軽に美顔を手に入れることができるなど、美容医療はまだまだ可能性を秘めた存在といえます。
 また美容医療の最先端はこれまで欧米が主流でしたが、現在は日本でもかなり高度な技術提供ができるようになったため、近隣国の富裕層が日本を訪れて施術を行うケースも増えています。



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