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市内には多くの分譲マンションが建設中。それを見て、購入に気持ちが動いているシングル女性やDINKS(共働き夫婦)の女性も多いのでは?そこで今回、最新のマンション事情や資金の知識などを特集。実際のモデルルームもチェックしてきました。
「北海道金融経済レポート(平成20年3月10日)札幌の女性像とその経済効果」(日銀札幌支店)より
「札幌は、ほかの主要都市よりマンションを購入する女性が多い」。そんな興味深いデータがあります。
これは日本銀行札幌支店がまとめた「北海道金融経済レポート」の中で、住宅金融支援機構の平成16年の調査を基にまとめられたもの。札幌市で、同機構の融資を利用してマンションを購入した女性は全体の31.2%だったそう。そのうち単身女性が20.5%という割合で、首都圏、東海圏、近畿圏と比較して高い割合を占めました=図1=。
またその調査では、そんな女性たちの簡単なプロフィルや物件についても触れています=図2=。
さらに札幌市は、ほかの主要都市に比べて独身女性の割合が高いこと、また年代では30・50代の「ミドルエイジ」が多いことなどが、同レポートでは取り上げられています。
マンション購入に積極的だという札幌の単身女性。また家族との持ち家としてマンション購入を検討中の人もいるのでは? そこで札幌の不動産事情に詳しい、インフォメーションシステム・キャビン代表取締役の志田真郷さんに、最新事情を聞きました。
まず人気のエリアについて。「やはり中央区が人気です。都心の場合はそのエリア外や市外、さらに道外からも反響がありますから」。
一時期に比べて、現在は中央区の新規物件が減っているそう。でも市内では今、分譲マンションの在庫が多い状態だとか。その理由は供給過多なども考えられますが、志田さんは「新規物件の発売が減ったことが影響しているのでは」と話します。なぜなら「新しい物件が出ると、マーケット全体がにぎわうんです」。新規物件への関心が、ほかの物件にも波及し、全体の底上げになるというわけです。
例えば話題の“創成川イースト”。このエリアは都市計画が変更されたことや、「創成川アンダーパス」などの再開発で利便性がアップ。それらにより近年マンションが増加し、総合的にエリア全体が注目されるようになりました。
これからは中島公園エリア、桑園エリアなどに新しい物件ができ、発展が期待されるそう。
今後マンション購入を考える人は、どんな物件がどこにできるか、そのエリアがどう発展するか考えた上で検討すべきでしょう。
また間取りの傾向として、「伝統的なファミリーに向けた間取りが今は多いです。収納の多さをアピールするものも増えていて、一戸建てに対抗できるほどのスペースを確保している」と話します。
シングル女性がマンションを買う背景について志田さんは、「一生働く決意のある女性が増えているんでしょうね。そんな人が、通勤時間をカットして自分の時間や仕事時間を確保するために、アクセスの良い物件を購入しているのでは」と分析します。

では実際にマンショ購入を考えたとき、資金面でどんな知識が必要なのでしょう。住宅金融支援機構北海道支店の仲田正徳さんと中根健さんに聞きました。
マンション購入の際、多くの場合利用する住宅ローン。まず仲田さんは「『いくら借りられるか』ではなく『いくら返せるか』を考えましょう」と話します。「いくら返せるか」を考えるには「いくらかかるか」を知ることが必要です。
マンション購入の際は、管理費や修繕積み立て費、駐車場代などが毎月の負担として発生。初期費用として、頭金や税金、登記費、火災保険などの費用も必要です。さらに長い目で見ると、ローン金利が大きな割合に。また中根さんは「最近は頭金なしで契約できるローン商品もありますが、その分借入れ額が大きくなるので、頭金を用意した方が安心ではないでしょうか」とのこと。
また、住宅ローンを組む上で不可欠なのが金利の知識。その代表的な3種類の、それぞれの特徴を教えてもらいました。
【完全固定型】
借りたときの金利が変わらず、途中の金利変動の影響を受けないタイプ。低金利時に借りると将来的に低金利での返済が確定。高金利の場合も同様です。同機構が各金融機関と提携した商品「フラット35」はこのタイプ。「将来にわたってライフプランが立てやすいのが特徴です」(仲田さん)。
【固定金利期間選択型】
3年、5年などの一定期間、固定金利が適用され、終了時にその時点での金利に見直されるタイプ。商品が多彩で低金利のものが多いものの、固定期間後に金利が上がると返済額の増加も。「利用者が増えているようですが、将来金利が上がったときのことを考えることも必要」(中根さん)。
【変動金利型】
金融状況により定期的に金利が変動。「固定金利期間選択型ができたため、現在利用者が減っているようです」(仲田さん)。
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金利が今後どうなるかは、簡単に予測できることではありません。中根さんは「住宅ローンは20年、30年というスパンで考える必要があります。現在は低金利と言われますが、今後金利が上昇することも考えておくことが大切」と話します。
住宅購入の際の「いくらかかるか」の中には引っ越し費用なども入ってきます。さらに「住まいのランクが上がると、それに見合う家具も欲しくなりますよね。また結婚、出産、親の介護、車の買い替えなど、目先のことでなく、ライフプランをじっくり考え、購入ましょう」と仲田さんがアドバイスしてくれました。
●住宅ローンの基礎知識のほかに、返済額の比較や資金計画のシミュレーションも可能
http://www.jhf.go.jp/jumap/


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